posted by 渡月・トワヤ
at 20:57:58 │
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自室の壁一面に、ブーメランが飾られている。
ボクがブーメラン好きなのを知った友人たちが、ゴーストタウンで拾ったと言ってはボクへと譲ってくれるので、気付けばこんなに膨大なコレクションになっていた。
うぅむ…
しばらくその壁を見上げ、唸るボク。
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「おぅ、カナメじゃねぇか」
1Fのコンビニでカナメの姿を見かけたボクは、軽く右手を上げて声をかけた。
「うっす」
カナメは立ち読み中の雑誌から視線を寄越し、にっと笑った。
ボクが買い物を済ませて店を出るのに合わせ、カナメも店を出ることにしたらしい。
エレベーターに乗り込んだところで、思い出したように、ボクへ渡したいものがあると言う。
なんだろう?
この後に、別段予定も何もなかったので、そのまま彼の部屋へ。
ごそごそと荷物の中を探り出したもの。
「これ。土産や」
渡されたのは、ブーメランが数本。
「おぉぉ!いつもありがとっ!」
ボクはブーメランをぎゅっと抱きしめて、にまにま。
あぁ、そういえば。
ボクがブーメランを飾っている壁は、カナメの部屋側だったような気がする。
「あのさ…言いにくいんだけど」
「ん?」
「コレクションの壁…たぶん、ここの裏なんだよねー」
壁を指差しつつ、にへらと笑い、
「ぼちぼち、崩落するかもしれんから、ごめんなっ」
殊のほか、愛想良く。
「もう屋上の倉庫使えや!」
カナメは言うが
「そんな…ボクの大事なブーメランが日の目を見れないなんて!」
ボクは必死の抵抗を試みる。
「…あぁ、ひとつコレクションルーム作ってもらいてぇぐらいだ」
まぁ、無理だろう、とタカを括ってたボクの言葉に
「なら、空き店舗使えば」
アッサリと、管理人(代理)から、OKが出たもんだから、ボクは面食らってしまう。
「…じゃ、じゃあ、遠慮なく」
少しばかり挙動不審になってしまいながらも、
「ありがとな!」
コレクションルームだなんて、凄すぎる!
やっぱり嬉しくて、もらったばかりのブーメラン数本を抱きかかえて、ボクは心から笑った。
posted by 渡月・トワヤ
at 18:30:30 │
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早くもテストの結果が返ってきた。
…!(答案用紙を握り締め、わなわなと震えている)
銀誓館学園高等部 2009年後期中間考査
星宮キャンパス 高校1年8組 名前: 渡月・トワヤ
教科 点数 総合順位/平均点 キャンパス別
現代文 88 点
339 位/ 63.5 点
29 位/ 63.9 点
古文 73 点
1371 位/ 63.1 点
85 位/ 63.9 点
数学 40 点
5634 位/ 62.4 点
355 位/ 62.8 点
化学 78 点
742 位/ 62.5 点
43 位/ 62.5 点
物理/生物 64 点
2715 位/ 62.9 点
148 位/ 61.8 点
日本史 59 点
3552 位/ 63 点
215 位/ 62.4 点
世界史/地理 78 点
823 位/ 62.9 点
46 位/ 62.7 点
英語(リスニング) 77 点
887 位/ 62.8 点
54 位/ 63.4 点
英語(筆記) 59 点
3526 位/ 62.8 点
209 位/ 63.2 点
総合 616 点
1327 位/ 566.3 点
80 位/ 567 点
勉強スタイル:【体力頼みの一夜漬け】
得意・苦手:(1)世界史/地理 (2)現代文 (3)英語(リスニング) (苦手)数学
活用した一般技能:なし
高校1年総受験者数:5986人
星宮キャンパス受験者数:367人
posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
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じゃじゃーん☆
今日の一夜漬けのお供は、シナモンが効いたアップルパイと濃い目のカフェオレ!
脳みそと心の栄養、いただきまーす!(アップルパイをパクッと一口頬張る
(連日の一夜漬けモードの寝不足で、テンションが変になっているようだ)
posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
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テストは金曜日まである。
あと2日。
こうして何気ない日常を過ごしている傍らで、
胸を裂かれるような出来事が現実に起こっている。
それぞれの人生なのだから、それは至極当然のこと。
判ってはいるんだけれど、こうしていつもどおりの暮らしをしている自分という存在は、
なんだかとても不思議に思えてくる。
しかし、とりあえずテストは否応なくやってくるワケで。
うーん。あと2日…
(コーヒーを淹れてから盛大な溜息をつき、机に向かう)
posted by 渡月・トワヤ
at 13:32:57 │
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生徒玄関から出たところで、ぶるっと身震いして、ボクは思わずマフラーを巻きなおした。
そういえば「天気は今日から下り坂」だと、朝のテレビでお天気おねーさんが言ってたなぁ。
それに違わず、どんよりと重く、灰色の雲が空を覆っていた。
まるでその曇り空を映すかのように、街の景色も灰色に染まる。
テスト期間は、午前中にガッコが跳ねるけど、残念ながら遊んではいられない。
次の日もテストがあるから。
しかし、連日の一夜漬けが功を奏し……目がしぱしぱする!
眠気覚ましには、カフェインと相場は決まっている。
ボクは手近なコーヒーショップに立ち寄り、カフェモカをテイクアウトすることにした。
厚手のカップを通して、仄かな暖かさが掌に伝わる。
通い慣れた通学路を歩く。
木枯らしが吹く中、前を向いて背を伸ばし、大きな歩幅で。
寒いからって首を竦めてトボトボ歩くなんて、ツマンナイ。
コーヒーが冷めないうちに部屋へ帰ろう。
明けない夜はないように、
終わらないテスト期間もないんだ。
うん、もうちょっとの辛抱だー!