posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
EDIT
ゆきあかりのカナタ団長へ、HGと友好関係を結んではくれまいか?と打診した。
ちょっとだけ、ドキドキしていたのは内緒だ。
ついで、と言ってはなんだけれど、前々から手紙を出そうかどうしようか迷っていた相手へ、思いきって手紙を書くことにした。
週に何度かは顔を合わせる相手だから、今更何を書けば良いのか少々迷った挙句、一度言ってみたかった台詞を書き添えて投函。
PR
:::::::::::::::::::
その日の夜には、無事に友好申請が受理された通知が届けられた。
カナタ団長からの「団長就任おめでとう!」の言葉と共に。
これで晴れて、HGにも友好結社ができたということになる。
此処からまた新しい輪が広がってくのかなぁ…と思うと、自然顔が綻んじまう。
その通知と時を同じくして、昼間書いた手紙の返事が届けられていた。
文面には、相手もボクに何度か手紙を書こうかなって逡巡したことが書いてあって、ちょっとだけ驚いた。
ボクも前から彼に手紙を書こうかと、何度も思ったり踏みとどまったりを繰り返していたからだ。
「親近感を感じちゃうね」
って、笑いあったあの言葉、今もう一度実感する。
此処でもまた、団長就任のお祝いを告げられ、一人で照れ笑う。
雨が止んだのでBBQ準備のために屋上へ上がって、ボクはもう一度驚くことになる。
先ほどの手紙の主、仄守っちがさっそく結社を通じて遊びに来てくれていたからだ。
怪我を押して準備に勤しむゼンの荷物を半分持ってくれていて、ボクは思わず
「ありがとう」
と笑って駆け寄った。それから
「焼けたら、一緒に食おうな!」
にっかり笑って彼にそう言うと、ボクも折りたたみ式のテーブルや椅子を適当に並べ始める。
こうやって、どんどん仲良しさんが増えてったら、嬉しいね。
その後、忘れていたことがあったので、夜も遅かったけれど、ゆきあかりに顔を出し、
友好結社の団長という肩書きとともに、友好申請受理のお礼を述べた。
親しくても、礼節は尽くす。おざなりにしてはいけないこと。
やるべきことはやらないとね。
さて、これで「結社同士の友好を結ぶ」という一連の流れを体験したことになる。
欲をかいてはいけないけれど、
またどこかと友好を結べたら嬉しいなぁ、なんて。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
EDIT
もうすぐ十五夜だ。
旧暦の8月15日が十五夜なのだそうで…
あっ!
そ う い う こ と か … !
(ボクはてっきり、秋の満月は全部十五夜だと思っていた…
フルるんとシノとゼンが、平安の装束に身を包むお月見イベントに参加するため、出掛けて行った。
今回ボクはお留守番。
ひらひらっと手を振って「いってらっしゃい」と三人を見送った。
:::::::::::::::::::
秋の夜は静かだ。
予報どおりに降り出した雨がまるでカーテンのように、外の音を遮っている。
こういう夜は物思いに耽ってしまう。
少し、アンバランスな夜。
本を開いても、内容はまったく頭に入ってこないし、
アンビエントを流してみたらなんだかますます滅入ってしまった。
痛恨のチョイスミスだ…!
「これではいけない!」と、洋楽に切り替えた。
ぱっと聴いても歌詞の意味が判らないが、その分、無駄に引きずられることもないし、やっぱりカッコイイ。
クッションを抱え、壁にもたれるようにしてぼんやり座っていた。
今日は心がささくれ立っていて、ボクを取り巻く状況の一つ一つが、
その棘にいちいち引っかかっちゃってるみたいだ。
うん、上手い事を言ったぞ、ボク。
自画自賛したところで、答えの出ないもの思いは、もうやめにした。
コーヒーを飲みたいところではあるけれど、
こういう日はますます眠れなくなっちゃいそうで、今日はミルクを温めた。
「月が満ちるように、ゆっくり元気になったら良い」
「元気がない時は丸まってると良い、と思うー」
と、やさしい仲間たちの言葉がふわりとボクを撫でてくれるから。
じんわり温かいマグカップを両手で包みこんで、ふぅふぅ吹きながら少しずつ喉に流し込む。
そうだね。
きっと、こんな風に焦ることなく、少しずつで良いんだね。(猫舌だけに!
posted by 渡月・トワヤ
at 16:24:02 │
EDIT
どんよりとした曇り空が広がっている。
夜にかけては雨が降ると、天気予報も告げていた。
今日もまた学校帰りに、怪我をした仲間たちを見舞いに行った。
破壊したメガリスのおかげなのだろう。
仲間たちの回復速度は常人のそれとは比べ物にならないほどで、
包帯をぐるぐる巻かれていた初日がウソのように、もうリハビリに入っていて、あと数日もすれば日常生活に戻れるらしい。
…ボクは心の澱が、溶けていくのを感じている。
:::::::::::::::::::
部屋に戻ると、退団者の連絡が来ていた。
退団者リストに載ったのは、相棒の名前。
団長交代の用件と併せて聞かされていたことだったから、今更驚きはしない。
いろんな所へ行って、いろんなモノを見てくれば良い。
気をつけて行ってこい。
ボクが言える言葉は、ただそれだけだ。
「了解っと」
一言呟いて、通知書を無造作にくず入れに放り込んだ。
今日は湿度が高く、窓を開けても温い風が入ってくるだけ。
夏ほどではないけれど、秋とも言いがたい。なんとなく宙ぶらりん。
コーヒーを淹れる。今日はアイスカフェオレに。
ボクは窓の下に座り、先日から読み進めている本を開いて活字を目で追いはじめた。
時折部屋へ流れ込む風に薄いレースのカーテンはひらりとそよぎ、ボクの頬をくすぐる。
風に触れると心が凪ぐのは、もはや本能か。
この本を読み終わったら、まいおンとこに遊びに行こう。
音楽の情報もちょっと欲しいし、この前の帰省の土産も持って行くんだったのに、戦争で延ばし延ばしにしていたんだった。
あの子はお菓子好きだから、きっと喜んでくれるはず!
posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
EDIT
痛ましい包帯姿の仲間を前にボクは、
ほっとしたような、悲しいような、複雑な気持ちでいた。
「包帯ぐるぐる巻きだけれど、暫くしたらまた元気になるから」
そんな言葉。
どっちが見舞われてるのか、わからない。
…命さえあれば。
亡くなられた人も居る今回の戦いで、
ボクは幸いにして(身体は確かに疲労のために重く感じられるけれど)
生命賛歌の効果で傷跡もほとんど残っておらず、今こうして、仲間を見舞っていられる。
戦功という観点からも、戦線離脱した仲間の応援もあって、それなりの成果も挙げたと思う。
ボクは仲間内で死者が出なかったことに、内心、これ以上ないほどの安堵を覚える。
そして、そう感じる自分がとても自己中心的だと思うし、
しかしまた己をそう思うのは偽善者ではないのかと、仄暗い気持ちになり、軽く目を伏せた。
病院からの帰り道。
外灯の灯りで伸びる影を見ていて、また笑顔で逢おうと誓ったあの約束を思いだす。
「…ホントに、無事で…、また逢えて良かった」
病室で言えば、泣いてしまいそうで、だからココでこっそり言おう。
また逢えて、良かった。
そして男泣き(という名の嬉し泣き←
posted by 渡月・トワヤ
at 07:00:00 │
EDIT
AM6:00
むっくりと起き上がる。
寝起きは珍しく良い。
おそらく、緊張しているんだろう。
初めての、戦争。
ヘタを打てば、命に関わる。
まだ、何もかもが始まったばかりだ。
ここで降りるワケにはいかない。
また、笑顔で逢いたいから。
身支度を整えて、誰も居ない部屋を振り返り、
「んじゃ、行ってくるよ」
ぽつりと声をかけ、静かにドアを閉めた。