posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
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このガッコに編入してきて、初めての全校行事、ソフトボール大会。
噂じゃ、センセーや卒業生も参加し、しかも大人気なく優勝するために必死だとかなんとか。
明け方の気がかりも、薬のおかげか、小康状態だ。
前々日までのクラスでの話し合いもとても楽しかったし、
上手く纏まったから、試合の呼吸も合いそうで…
これは期待できそうじゃね!?
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午前中は曇っていて風も涼しく、スポーツをするには最適だったのだけれど、
昼からは雲も千切れ、陽射しはもう夏のそれにも似て、ちりちりと肌は焼かれる。
まぁ、雨が降らなかっただけでも、有り難いと思うべきか?
全6試合、結果はまぁ、こんなものなのかもしれない。
バットを握り締め、
「くそぅ、調子が出ねぇ…」
とぼやいたボクに、クラスメイトが
「来年もあるさ」
と元気付けてくれたりして、ね。
試合後は、みんなで学食巡りに行く約束をしたんだ!
やけ食いはしないけど、いわゆる打ち上げというヤツかな!
それはそれで楽しみだったりする。
それでもワクワクできたし、友だちの試合を観戦しに行ったりもして、
とても楽しい一日だった。
ゼンが、ボクの試合をたまたま見かけたそうなのだけれど、
「…渡月さんが、強引に出塁するのを見ました。
……さすが…ですね」
"さすが"ってなにがどう!
(ツーランホームランも打ったのに、よりによって見ていたのが、何故そこなのだ!)
しかも、強引だなんて、人聞き悪いなぁ。
あぁいうのはね。
ボ ク の 俊 足 で、
ボテボテのあたりがヒットになった、と言うのだ。(えっへんと胸を張る
posted by 渡月・トワヤ
at 05:14:34 │
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──明け方。
妙な息苦しさで目が覚めた。
枕元の携帯を開くと AM 5:14を表示している。
あぁ…また、か。
幼少時より(軽めではあるけれど)喘息を持っていて、こうしたことには慣れっこだった。
頭がなんだか重くて、瞼もまた閉じようとしているけれど、
ボクはひとまず身体を起こした。
こうしてる方が、呼吸はラクだからだけれど、
夜明けの空気はしんと冷えていて、思わずぶるっと身震う。
昨夜、薄着で眠ってしまったことを少し後悔した。
とりあえず、手近にあった薄手の上着を羽織って、
できるだけ大きく、呼吸をするように心がける。
少しだけ、ラクになったが、そうなると頭の重さが際立って。
これは、喘息じゃなくて、風邪かもしれない。
あぁ!
今日はソフトボール大会!
これじゃ、まるで、遠足を楽しみにしてて当日熱を出す小学生じゃないか!
自分のタイミングに苦笑しつつ、
熱はないみたいだから、あとで薬を飲んだら、なんとかなるだろう。
posted by 渡月・トワヤ
at 14:19:01 │
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今日は文字通りの五月晴れ。
風も爽やかで、気持ちが良く、目に新緑が眩しい。
足取りも軽く、いつしか鼻歌なんか、
歌っちゃったりして。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
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今日はなんだか疲れている所為か、気分が沈みがち。
もう日課のようになってしまった相棒の部屋への突撃も、してみたものの、
どうにも調子がでなくて、ボクはいつもより若干無愛想だった。
(さすが、と言うべきか)相棒はそんなボクの様子にいち早く気づいてくれたけれど、
だからと言って、無理に元気づけようとか、そういった気負いは一切なく、いつもどおりに接してくれる。
ボクは、けっこう気分の浮き沈みが激しい。
自分のそういう部分はあんまり好きじゃなかったりするのだけれど、
だからと言って無理に笑ったりは、したくないし出来なくて。
ボクから見ると、相棒の精神はいつも大体同じ場所に居るように思う。
ボクがたとえどんなに参っている時でも、
「無理は良くないで。自然にしてるんが一番や」
と言って、心配しつつも変わらず笑顔でいてくれる。
そんな共倒れしない適度な距離感がたまらなく心地良い。
彼にそういった内容のことを言うと、
自分は自分でいつもグラグラしてると思うし、ボクが同じ場所に居るから…とかなんとか、
ボクと同じような気持ちを抱いていたことを知る。
その言葉を聞いて、ボクはなんとなく、合点が行った。
ボクは上下に揺れるけども、相棒はきっと左右に揺れているに違いない。
ボクらの揺れ動きは、たぶん四辻のように重なっている部分があって、きっとそれが、此処なのだ。
だから、此処は不変。
うまく説明できる自信がなかったから、そのことは言わずに、
ボクは、なんとなく、笑った。
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夜半、フルるんが訪ねて来てくれる。
「どうかなさったんですか?」
彼女もまた、元気のないボクのことを察して、遊びにきてくれたのだ。
「河童の川流れの如く、疲れている所為だと思うけど、調子が出ないんだよ」と少し曖昧に微笑う。
やさしくされるのに慣れてなくて、素直に甘える術を知らないボクにはこれが精一杯だ。
あんまり心配させるのもどうかと思いつつ、
やはり心配してくれる相手が居るということがとてつもなく幸せなことに思えて、感謝の意を伝える。
すると彼女も
「心配する相手が居るということも、幸せなことですよ。」と笑ってくれて、こんなことを言った。
沈んでしまったなら、水面を見上げたら良いと思います。
昼なら日のキラキラした光、夜なら月の光がきっときれいに見えるはず。
トワさんなら、きっとそこでも何かを拾うことができると思うんです。
優しくて柔らかくて。
そんな彼女の言葉が、ボクを勇気付ける。
(河童の川流れも、悪くないね)
「そうだね、転んでもタダじゃ起きない!」
ボクは、また少し元気を貰えたような気がして、さっきより多く笑った。
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布団に入って考えることは、
やさしいひとたちのこと。
こんなにやさしい人たちに囲まれて、ボクはなんて果報者なんだろう。
そして、一体ボクは、彼らに何をお返しできるのだろうか。
そんなことを考えながら、
ボクはいつの間にか、夢の中に沈んでいったらしい。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:58:58 │
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余計なことを話す必要はなくて。
それで充分、満ちている。
なんとか無理に言葉を紡ごうとすれば
ほら、そこにひずみが生じるものさ