posted by 渡月・トワヤ
at 17:00:22 │
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──残すところ、あと一日となった。
まぁ、やるだけのことはやってきたのだし、自分を信じるしかない。
うん、ボクならやれる。ともう一度自分に言い聞かせて。
終了後に会場からぞろぞろと出ていく人たちは、白い息を吐きながら早くも散り散りに。ほとんど知らない者どうしなのだから、まぁ、会話など(できる心境でもないだろうし)当たり前といえば当たり前なのだけれど。
今日はことさら、風が強い。
会場から吐き出された人たちの波から少し後れをとるためにボクは立ち止まり、空を見上げた。
色の抜けた青。
千切れた厚い雲が流れていく。
冷たい空気に晒されて、あっという間に、鼻の頭が冷たくなっちまってた。
ふと鼻をくすぐるコーヒーの香りに、ボクは顔を上げる。
寒いときにはやっぱり、温かいものを飲みたくなるのが人情ってモンで。
ボクの視界の先にはチェーンのコーヒーショップ。
ボクはふらりと立ち寄った。
温かいコーヒーを飲んだら、寮に帰ろう。
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posted by 渡月・トワヤ
at 23:25:10 │
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泣いても笑っても、あと2日。
どうしてだかセンターの当日は大雪などで交通網が乱れる…毎年のようにそういうニュースを見ている気がするから、明日は早めに寝て、早めの出発をしようと思っている。
時間に追い立てられて焦るのは嫌いだし。
高3になってしばらくはぼんやりしていたけれど、夏を前に(遅ればせながら)受験生の実感を持ったボクは、ゴールのあまりの遠さに眩暈を覚えたものだった。この長い期間、ボクは駆け続けることが果たしてできるのだろうか、って不安になったりもした。
今だから言えるけれど、やっぱり何度か息切れもしたし、「もう、だめだ」って弱気になってその場にうずくまってしまいそうになったりもした。
けれど、どれだけ牛歩だったとしても歩みを止めることをせずにすんだのは、手を取り、支えてくれた人がいたからに他ならなくて。
彼の存在の在り難さは、どれだけ言葉を尽くしてみても表せない。
いつも心にあなたへの感謝を抱いて、ベストを尽くしてくるよ。
それが、その応援に対する、一番の恩返しだと思うから。
posted by 渡月・トワヤ
at 01:16:43 │
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今日から新学期。
あと3か月足らずで高校卒業、かぁ…。
それはすなわち、ボクが鎌倉で暮らすようになって3年経つということでもある。
そんなことを考えたところで、なんだか実感はわかないや。
今日の分の勉強を終わらせたボクは食堂でミルクティを淹れてきて、久しぶりに音楽を聴くことにした。
最近、音楽をまったく聴いてなかったことを思い出したのだ。
今イヤホンから流れてくるのは、大好きなアーティストの一番新しい(と言っても1年ぐらい前にリリースされた)アルバムに収録されている一曲。
話は変わるが、香りの記憶があるのは有名だと思う。
たとえば樟脳の匂いは、おばあちゃん家のたんすの記憶、とか。
そういう、いつもは思い出すこともないほど小さな記憶の断片が、香りによって瞬時に、そして鮮やかに甦ることってあると思う。
それは音楽でも同じようなことが言えるんじゃないだろうか。
特にボクは、その時々の流行とは一切関係なく、気に入った音楽を飽きるまで(飽きないものも多いけれど)エンドレスリピートで聴いてしまうので、結果、その時期にはそれしか聴いていない、ということもままある。そして、特に時期を同じくして強く感じていた感情なども、その曲とともに記憶の奥深くに織り込まれてしまうらしく、曲によっては、そのころの感情が突然、ぐわっと蘇ったりする。
そうやって唐突に甦る感情は大きくうねる荒波のようにも感じられ、色抜けているぶん、妙な具合にボクを揺さぶるのだ。
今日、なんとなく聴きたくなった曲は、一時期バカみたいに繰り返し聴いていたものだった。だって、お気に入りのアーティストの最新アルバムだったんだものな!
うゎぁ、懐かしいなぁ!
そんな小さな感動さえ覚えるほどぱったりと聴かなくなっていたことに、今更ながら思い至る。まぁ、いろいろ理由はあるけれど、あまりにも聴きすぎて食傷気味だったことも否めない。
流れてくメロディと共にぷかりと浮かんできたのは、記憶、それからそのころの想いの残滓。
確かにあのころ、こんな風なことを思ったり考えたりしていたよなぁ・・・
現在の想いとはかなりの温度差があるそれは、ボクを少ししんみりさせる。
でも、そうやって思い、悩み、手にした考え方は、間違いなく今のボクを形作る血肉となっていることもちゃんと理解ってる。
何一つ、無駄はないんだね。
ボクは目を閉じた。
やわらかくやさしい声は変わらず、メロディに乗ってボクの心に沁みこんでいく。
ミルクティの入ったカップを両手で包むとじんわりした温かさが伝わってきた。
冬の空に浮かんでいる十六夜の月が、カーテンのすきまから覗いている。
あの夜から、もう数えきれないほど何度も満ち欠けを繰り返してきた月。
──そうか、もう数えきれないほどになったんだなぁ。
過ぎてきた半年は、長かったようで短くて、満ち足りた日々。
それでも変わらず、今もなおボクの中に、満ち満ちる。
posted by 渡月・トワヤ
at 22:39:57 │
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自室の机に頬杖をついて、眉根を寄せて考えている。
時折、ふぅーっと、深いため息をついて。
1時間ほど前に淹れたカフェオレは、とうに冷めてしまった。
今更、だけれど、
今だからこそ、とも言える。
将来のビジョン。
自分がやりたいことはなにか、
そのために本当に必要なものはなんなのか。
posted by 渡月・トワヤ
at 06:36:01 │
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何年ぶりかで初夢を"ちゃんと"今朝、見た。
しかもここ最近、まったく見ることがなくなっていた、きらきらと眩しい幸せな夢。
目が覚めたときのその、あまりに幸せな想いは、
自分がどこに居るのかを忘れさせるには充分で。
ボクはベタベタながら「ここはどこだっけ…」などときょろきょろとあたりを見回した。
しばらくふわふわと地に足がついていないような、まさに夢うつつの状態。一人部屋で本当に良かった。
正月休みまっただ中で、起きるにはまだまだ早い時間帯。
二度寝…するか?
ボクは一瞬、布団のユウワクに負けそうになり、はた、と思いとどまる。
今までも何度か、楽しい夢の続きが見たくて二度寝をしたことがある。しかし、一度たりともその願いが聞き届けられることはなかったし、起きていてさえ、夢の尻尾はするりとこの手を抜けていくのだ。
今日見た夢を、そういうふうに霧散させたくはなかった。
──そうだ。おろしたばかりの今年の手帳に書き記しておこう!
そろりと素足を差し出して、室内履きを探る。触れる空気がとても冷たい。
その冷たさでさえ、愛おしく感じるとか。
すっかり沸いちゃってるや。
まさかさかさま、逆夢だったら……。
それが怖くて、2~3日のあいだ、夢占いをするかどうか何度も何度も逡巡していたのだけれど。
えへへ。
それは杞憂というものだったよ。