posted by 渡月・トワヤ
at 00:30:39 │
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頭上に輝く、夏の大三角。
地上近くの、紅いサソリ。
あなたの限りないやさしさが
ボクの強張った心を、ほろりと溶かす。
ありがとう。
出会ってから、ボクは何度となく、あなたに支えられてきた。
こうして傍に居させてもらえるのは夢じゃないかって、今でも少し信じられないときがあるんだよ。 それぐらい、いつもボクは、幸せで暖かな気持ちを貰ってる。
ねぇ、いつかボクも
あなたのように、強くてやさしいひとになれるかな。
あなたを支えてあげられる存在に、ボクはなりたい。
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posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:42 │
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食堂の大冷蔵庫からボトルを取り出して、グラスへ注ぐ琥珀色の液体。
「好きなだけ飲んでいい」
と言われたので、すっかりその言葉に甘え、先日から遠慮なくいただいちゃってるワケだけれど。
シトラスフレイバーが夏にぴったりで、すっきりとしていてクセになる。
いつもご馳走になってばっかりじゃ悪いし、今度はボクが何かお返しをしたいなぁ、なんて思いつつ…さて、何がいいだろうか?
美味しいコーヒーを淹れてあげようか。
それとも、お茶請け的な何かを作るか…そもそも、作れるのか?
そんなことをひとり考える時間も、楽しかったりする。
ボクはきっと、しあわせだ。
ばたん、と冷蔵庫を閉めると、ボクは自室へ帰る。
まだまだこれから、勉強とー読書とー…(ごにょごにょ
あんまり遊んでる風だと、隣からハリセン飛んできそうだし、な。
「やってますよ、ベンキョーやってます!」(声にならない心の叫び)
階段を上りながら、あのボトルに書かれた名前を思い出す。
言われるまで、その名が、いつも呼ぶその名だと気づかなかったボクもどうかと思うけれど、ひらかなで書かれているただそれだけで、親しみが10倍ぐらいに膨らんじゃうみたいだ。
あっ…!
読むときうっかりそのまま呼び捨てみたいにしちゃってるから、だろうか(どきどき
posted by 渡月・トワヤ
at 00:23:12 │
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(背後の都合で)学園祭には参加できなかったけれど、
「その分、後夜祭で盛り上がろうぜ!!!」
一応ボクは「ここに行きたい」ってとこをリストアップはしたけれど
皆は、どこが良いとかないのかなぁ。
「みんな、ボクについてこーい!」←
って言うぞ、言っちゃうぞ!?
(半分以上、言ってるようなもんだが、若干チキンハート)
他の案が出たら、しょうがないな。
ひとりでボーンファイアを背に、線香花火でもしてこよう。
posted by 渡月・トワヤ
at 22:07:06 │
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近づいている台風の影響か、空には雲が立ち込める。
吹き抜ける風には時折小さな雨粒が混じり、おかげで少しだけ涼しい夜。
ボクは屋上に上がった。
手には、アイスティの入ったグラス二つ。
話したいことがあった。
彼だけに、聞いてほしいことがあった。
でもこんな話。
談話室では憚られ、かといって、彼の部屋に立ち入るのもこちらの部屋に呼ぶのも気が引けてしまい、ボクは彼を屋上に呼んだ。
こんな天気の日にあえて屋上に来る物好きは(ボク以外)居ないだろう、と踏んだのもある。
ある程度の話し声は、風がかき消してくれるだろうとも思って。
グラスをひとつ手渡せば
「ハードなシチュエーションだな」
鬣のような髪の毛を靡かせて、彼は笑った。
「雨が降ってないから、まだ余裕だろ」
自身の頬にかかる髪の毛を払いのけながら、ボクも笑う。
グラスを揺らせば溶けかかった氷が、カラカラン、と涼しげな音を立てる。
いつの間にかグラスには、びっしりと水滴がついていて。
自分の心のうちにあることを、誰かに話すことになろうとは思っていなかったから、ぎこちない話し方だったけれど。
薄くなってく紅茶で喉を潤しながらぽつりぽつりと話すことを、余すことなく受け止めてくれて嬉しかった。
風が一段と強く吹きはじめる。
「そろそろ、戻ろうか?」
自然に繋いでくれた手。
ボクもごく当たり前に握り返した。
「……」
耳元で小さくささやいてくれた言葉は嬉しくて。
風に持って行かれてしまわないよう、すぐに胸に仕舞うとボクは笑って頷いた。
ありがとう。
今、わかったことがあるよ。
ボクが気にしていることは、なんと小さなことだったのだろうかって。
もっと大事なことがあるんだね。
それを忘れてしまわないように。
あなたとならば、ボクはきっとずっと、こうして本当の笑顔でいられる。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:17:55 │
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その手に触れることさえ躊躇ってしまうこの距離は、
"恋人"とは呼ばれない距離。
あなたを想うこの気持ちには絶対の自信があるけれど
それを受け取ってもらえるかは、ボクの及ばないところで
差し出した手を払われてしまうのではないか、と
竦んでしまう臆病な心が、切なくて情けない。
だけど、ボクの躊躇いを掬うように、
その手を伸ばしてそっと絡めてくれた指と、
手のひらから伝わる体温が、
ボクの心を、すぅっと溶かしたんだよ。