posted by 渡月・トワヤ
at 18:59:14 │
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「元気の元は美味い飯!」という家訓の元で育った所為だろうか、ボクの味覚の出来は悪くはないと思う。
料理を作ったり食べたりするのが好きなのはきっと、そこは大事にする家庭で育ったからなのだろう。
鎌倉に来てからは、渡月家の長女として家訓を守り、ちゃんと自炊するようにしている。そのほうが、自分好みの味付け(たとえば、唐辛子少な目の麻婆豆腐とか)に出来るし、ちょっとアレンジを加えてみるのも楽しい。
それに、なにより安上がりである。
これは、勤労学生にとって避けられない最重要項目なのだ。
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料理は好きだが、同じカテゴリーに入れられそうなお菓子作りはといえば、どうにも拭えない苦手意識があって。
まぁ、それについては、また別の話。
料理は、調味料の若干の過不足があっても、それなりのものを作ることができる。
極端なことを言えば、おダシにしょうゆとみりんさえ入れておけば、そこそこの煮物くらいは作れるのだ。
初めて作る献立については若干レシピを見るけれど、それでもほぼ目分量で調味料は投入する。
このユルさ加減も、料理が好きな理由のひとつなのかもしれない。
かたや、お菓子作り。
粉やお砂糖、バターに牛乳。
ちゃんと計量しないと、仕上がりに雲泥の差が出るといわれる。
「ちゃんと」というそれだけが、ボクにとってはかなりの負担なのだ……
おいしいケーキは、お店に売ってるんだよ!
…と声を大にして言いたい。
そんなボクだけど、ひとつだけ作れる(しかも失敗しない)お菓子がある。
それはふわっふわが魅力のシフォンケーキ。
メレンゲを立てるのがちょっと大変なくらいで、それもハンドミキサーがあればサクっと作れる。
材料を全部混ぜたら後はオーブンに任せておけばいいところや、油分が少なくて意外とヘルシーなところが、ボク好みなのだ。
よし。
テストも終わったことだし、ちょっと作っておこうかな。
本番までは、もうすぐなのだし…!
posted by 渡月・トワヤ
at 23:31:14 │
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テスト終了っ!
結果は18日の土曜日に発表される。それまでの間は(短いなりに)楽しもうではないか。
風呂から上がり、未だ少し湿っている髪の毛が乾く間は読書タイム!
図書館で借りてきた本は3冊。
テスト期間中は、ちょっとだけだけどガマンしてたんだ。
だって、読み出したら止まれない自信があるからね。
と言ってもテスト初日からいきなり、文庫だから大丈夫…という自分自身への意味不明な言い訳をしつつ、あっさりと読み終えてしまっていたのだから、解禁と言っても風の前の塵に同じ…?
…いやいや、気にしてはいけない。
さぁて、読むぞ、おー♪
posted by 渡月・トワヤ
at 06:35:13 │
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テスト期間は残すところ、あと2日。
うーん、長いな!
ボクら高校生はまだ良いとして、中学生は、5教科しかないのに3日かけてやるって、まいおが言ってた。
1日1科目ないし2科目受けたら下校って、メンドくさいよなぁ。
…まぁ、ガンバれ。
珍しく目覚まし時計が鳴るのとほぼ同時に目が覚めたボクは、昨日までとはまた違う空気を感じてぶるっと身震いした。
この冬一番の寒気が上空に来るとか……と天気予報で言ってたのを思い出す。
冬将軍到来!?
もしかしたら、雪がちらつくかもね!
ボクはさっさと身支度を整えると、ビルの屋上へ出た。
ちょうど朝陽が昇るころで、空は藍色とオレンジのグラデーションの、オーガンジーのベールをかけたみたいだ。冷たく乾いた風がひっきりなしに吹きぬける。
「あぁ…!」
この季節の朝の空気が一等好きだ。
とても、とても気持ち良くて、心が勝手に跳ねはじめる。
ボクは声をあげ両手を空へと伸ばし、そのまま大きく深呼吸。胸の中には、ひんやりとした空気が流れ込む。
そういえば最近、呼吸が浅かったかもしれないなぁ。
見上げた空に、夜に置いてけぼりにされた光が、ひとつぶ。
太陽の光を浴びてキラキラと輝くあの星を見る。ただそれだけなのにどうしてだか、ボクの心は希望で満タンになっていくみたい。
テストの後には敦賀市への遠征(戦争)も待っていて、鬱々としていてもおかしくないんだけど、
「大丈夫」
今のボクは、笑ってそう言える。
posted by 渡月・トワヤ
at 16:54:48 │
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月曜日から、雨の降る。
例年、冬って、こんなに雨が降っていたっけ?
放課後。
SWEEEETedのコタツに入り、ボクは頬杖をついて、窓の外を見ていた。
屋根から大きい雨だれがポトポトと規則正しく落ちていくのを見ていると、なんだか心地よく眠ってしまいそうだ。
今日は一日中どんよりとした暗い日だった。
暖かい室内からは想像できないほど、吹き抜ける風はやはり冷たくて、今が冬なのだと思い知る。
同じ寒いなら、突き抜けるような青空に、葉をすべて散らしてしまった街路樹の枝が影絵のように映えるのを見てるほうが好きなんだけどなぁ…
それかもういっそ、雪になっちまえばいいのにー。
「…ほら、余所見してたらダメだろう?」
冬の寒さについて思いをめぐらせていたボクは、恭一の声で我に返った。
「あ…うんー」
ボクはえへへっと笑って、彼の言に素直に頷くと、問題集に向き直る。
訪れる静寂。
雨だれの音だけが、また響く。
前回のテストの時には、こうして二人で勉強する日がくるなんて思いもしなかったけれど、互いの存在があるから、もっともっとがんばろうって思える。この関係は、ボクにとって誇りだ。
と、にぎやかな話し声が聞こえてきたと思ったら、元気よく開いた襖。
「あっ、トワヤさんたち、もう来てたんだね!」
まいおやハルカの中学生組がやってきた。
まじめに勉強してるボクらを見て、「やっぱり高校生は違うね…!」なんて二人で話している。
そ、そりゃね!
来年は受験生なんだからね!
(さっきまで窓の外をぼんやり眺めていたなんて、口が裂けても言えない……)
posted by 渡月・トワヤ
at 12:15:32 │
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明日から3日間、後期中間テストが行われる。
前回同様、まいおにSWEEEETedで「テスト勉強しようZE☆」と持ちかけて、準備をすることに。
「やっぱ、冬はこたつに蜜柑だろ?煎餅もいいかなーと思って」
ボクは、エコバッグから、買い込んできたネット入りの蜜柑や煎餅を取り出して、卓上の器に盛り付けた。
あったかいお茶は、都度淹れた方がいいかなって思うから、ここには置いておかず。
テスト勉強とはかけ離れた準備ではないか、というツッコミは華麗にスルーしよう。
だって、どうせやるなら、楽しいほうがいいに決まってる。
みんなで額を寄せ合って、「判らないよー!」と悶絶したり、教えあいっこしたいな。
といっても、ボクは教え方がへたくそだから、あんまりみんなの役には立てないかもしれないけど…。
でも、いいんだ。
こういう小さいことだって、全部、全部、大事な思い出になってく。
いつか振り返ったときに、とてもキラキラするんだって、ボクは信じてるから。
セッティングが完了したコタツに、さっそくハルカがやってきた。
時折思うんだけど、ハルカってなんだか陽だまりを知ってる猫みたい。
ちゃっかりとコタツへ一番乗り(入り?)し
「テストはいつもどおりにやればいいかナー」なんて余裕をぶちかましている。
…その余裕、ボクに半分クダサイ。
そのうち、まいおが教科書を手にやってきて、ウンウン唸っている。
グラナートサンの何気ない一言に、ボクはノートを書き取りながら、こっそりニマニマ。
あまりにニヤニヤがとまらないから、煎餅をぱきっと割って、ひとかけらを口へ放り込む。
あぁ、あったかいお茶が飲みたいなぁ。
ボクはコタツから出て、炊事場へ向かう。
後ろから「あー!トワヤさん、もうサボり!?」っていうまいおの声が追いかけてきたけれど、振り返って「うへへっ」と笑いごまかした。