posted by 渡月・トワヤ
at 10:30:07 │
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今日も良い天気だ。
ボクは、洗濯を済ませて、屋上に上がった。
風が少し吹いてて空気はカラっと爽やかだし、陽なたでさえも、過ごし易くなっている。
確実な、秋の訪れ。
屋上に設置してある簡易ベンチにごろっと寝そべり、
一冊の詩集を開いた。
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たまには詩集もいいもんだ。
邪道かもしれないけれど…たとえば、こうして…指に触れる感触で、えいと開けば一期一会。
思いもかけず、はっとするような言葉に出会えたりもするもので。
今まで何度も目にしたはずの言葉たちも、そういう出逢い方をするとまた、自分が捜し求める「なにかのかけら」だったりして、心に留まることもある。
ボクは心の赴くままに、ページを繰る。
一足飛びだったり、後戻りしてみたり。
まるで、自由な風のよう。
恋の詩にページを繰る手が止まる。
人生なんて、わからない。
こんなにも、自分を必要としてくれるひとに出逢えるなんて、思いもしなかった。
届けられる想いに、幸福で締め付けられる胸。
開いた本の背景は、どこまでも高く澄んだ青。
彼の瞳の色に、似てる。
昨夜、ボクの指に落ちてきた月のしずくが、太陽の陽を受けて、視界の端にきらりと飛び込んできて。
「ぅ~~~~」
言葉にならない声をもらすと、足をバタバタさせ、腕で目を塞ぎ、ひとり赤くなる。
あふれそうなこの想いを、いったいどうやって伝えたらいいんだろう。
瞼の裏には、いまだ空の青が鮮やかで、
「──」
今頃、何をしてるのかな。
そっと呟いた名前は、ボクの心に消えない火を灯し、
吹き抜ける風に、さらわれていった。
posted by 渡月・トワヤ
at 10:00:00 │
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「恭一、おでかけ!デートしようデート!」
開口一番。
ボクは教室でもらったチラシを「じゃーん」とひろげ、恭一に見せた。
「ピクニックか…」
しげしげとそれを眺めている彼の横顔を、些か不安げな面持ちで眺める。
だって、ボクは彼の好みの休日の過ごし方も知らないからだ。
もしかしたら、思いっきりインドア派かも、しれない。
「一緒してくれる?」
不安げなボクの問いに、さらりと。
「当然じゃないか。…うん、面白そうだね。」
と笑ってくれた。
……あぁ、嬉しい!
ボクは部屋に帰ると、ごそごそとクローゼットを漁りはじめる。
これって、ボクの人生初デートやん!
うわぁ、うわぁ……、何着ていこっかなぁ。
と、思ったが、よくよく考えれば、デート用の服なんて、持ってるわけもない。
ほぼパンツ系しか持ってなかっ・・た・・・。
(まいおが聞いたら、「そんなことじゃ、女の子として失格だよ!」って怒られそうだ…)
ふむ、まぁしょうがないや。
ピクニックに行くんだし、ひらひらスカートもあるまい。
(ひらひらスカートなんて似合わねー!って言ったヤツ、そこに並べ!)
あぁ、デジカメも、持っていかなくちゃね。
お弁当も、しっかり作りたいな。
自炊している腕の見せ所!
図書館で、可愛いお弁当の作り方の本とかあったら借りて。
弁当箱がない。さてどうするか。
一緒に歩くのって、照れるけど…嬉しい…
手、繋ぎたいなぁ……
posted by 渡月・トワヤ
at 01:14:25 │
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教室でふと足を止める。
おでかけのイベントのお知らせが貼りだされていることに、気づいたからだけど。
「秋桜茶会。野原へピクニック…かぁ」
ボクは、真っ先に恭一の顔を思い浮かべた。
ちょっと前に予定していたおでかけは、ボクの都合でキャンセルしちゃったから…
今度こそ、一緒に遊びにいきたい。
恭一の予定、あいてればいいなぁ。
posted by 渡月・トワヤ
at 16:33:41 │
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ボクに、大切な存在ができたことを、喜んでくれる友人たちがいる。
ふわっふわ3センチぐらい浮いてるとか(!)
「新婚」だとか(!)、
恭一のことを「ダンナ」だとか(!?)
言葉こそ違えど、そこにあるのは、一様にやさしい気持ち。
自分のことのように喜んでくれる人たちに囲まれて、
ボクは自分の幸福さ加減を思い知る。
あったかい、陽だまりみたいな場所。
ボクがそこに在ることで、皆にもなにかしら伝わっていくものがあるのだろうか?
ともあれ、抱えきれないくらいの感謝を皆へ。
本当に、ありがとね!
posted by 渡月・トワヤ
at 14:46:17 │
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えぇと…ジンジャーと、シナモンスティック。
茶葉は、苦味の少ないアッサム。
友達にもらったレシピと、ネットで拾った作り方の紙を穴があくほど眺めている。
至極、真剣な面持ちで。
琺瑯製の小さなミルクパンは、外側がパキっとした鮮やかな赤色がかわいらしい。
ずっと欲しかったんだけどなかなか買えずにいたんだよね。
今回このために、思い切って買っちまった…えへへ。
よし、それじゃ作るかー!
まずは、ミルクパンに、湯を沸かし、ぐつぐつしたらスパイスを入れ、香りがしっかり出たら、茶葉をいれる。
一人あたま10g。
あ、ちょっと火を弱めた方がいいのかな…
鍋のふちに、小さな泡が立ってきたら、ミルクを入れる。
おっと、ここで強火かー。
再度沸騰したら火を弱めて、適当な濃さまで煮出す…と。
うん、こんなものかな。
砂糖を入れた方がコクがあっておいしいらしい。
あっ、そういえば、恭一は甘いものだいじょうぶなんだろうか?
っていうか、そもそも、ほとんど彼のこと何もしらないか…も………・・・こんなんで、カノジョって言えるほやろうか?
……(しばし、思案)
まぁ、いいや。今度聞けば済むこった。
今日は自分の分だけやし、砂糖投入ーっと!
茶漉しで漉せば、出来上がり。
うーん、良い香りだ。美味そう♪
ボクは、甘い香りの漂うキッチンに立ったままで、カップに口をつけた。
……ぅわちっ!(舌を火傷してしまったようだ←自分が猫舌なのを失念していた模様