posted by 渡月・トワヤ
at 23:58:13 │
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「うん。さみしい」
そんなふうに、友だちの呟いた一言に、ボクははっとした。
己のそういう感情に対しては、ボクはすぐにダンマリを決め込んでしまう。
それは、もう、幼いときからのクセみたいなもんで、
甘えることがニガテなボクは、マイナスな感情をたとえ自覚したとしても、できるだけ気づかないフリをしてやりすごすようになっていた。
だから、口にする瞬間は、もはや手遅れ。
まさしく、臨界点突破と呼ぶに相応しいもので、
そうなると──自分で言うのもなんだけど──ちょっと(いやかなり)厄介だ。
ボクも、そうやってすぅっと自然に「寂しい」といえたなら。
今とは違う自分になっていたんだろうか?
だからこそ、ちゃんと口に出して言える君が、
ボクには少しまぶしかったんよ。
でも、もう少し待っておいで。
きっと近いうちにその寂しさは、霧が晴れるように、消えちゃう日がくるから。
それまでは少し、楽しい夢の話でも、ボクと一緒にしていよう。
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posted by 渡月・トワヤ
at 14:27:51 │
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内心、ビクビクしてばかりいたら、いいかげん、疲れてきちゃった。
(PLが土曜日に面倒なスケジュールを抱えていて気分が上がらないらしい。
おかげでボクまで、その憂鬱さに引きずられていたようである。)
もう、いいや。( くしゅくしゅ ぽい
ボクのほうは開き直っちゃうからねー!
想いの強さは、正にも負にも同等に作用するものだとボクは思っている。
だからできるなら、楽しいことや、明るいことを考えている方がいい。
フラグだなんだと言われようと、やっぱり希望を持って突き進むことは大事だ。
大丈夫、大丈夫。
ボクがそのフラグ、全部バッキバキに折って回っちゃるもんねー。
学園を挙げての戦争ならば、生命賛歌の効果で即死は免れられるってこと。
必ず生きて帰るっつってんだから、生きて帰るに決まってンだろ、っていう←
そうと決まれば、楽しいことを考えよう。
帰ってきたらやりたいことを考えてるほうが、楽しくていい。
こんなとこで終わるワケにはいかないんだ。
ボクはまだ、大事なことをなにひとつちゃんと伝えられてないのだから。
いわば、テスト→戦争という、闇ウィーク。
あぁ、やっぱりねと合点がいく。
闇の中じゃ、光がないとちゃんと前に進めないもの。
posted by 渡月・トワヤ
at 00:02:02 │
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試験も終わったことだしー、服作るぞー、オーー!(一人決意)
数冊買い込んだファッション誌と、帰宅途中のウィンドウショッピング。
それから、やっぱり最後はこのハコってワケだ(パームトップPCを起動)
もうずっと、パンクカジュアルばっかり着てたから、なんだか普通っての?
そういうのに、疎くなっちまってて…
メリーとおされ番長を張り合ったあの日はいずこ。。。
気になったヤツがあれば、手帳に簡単なイメージを描いてく。
ここはこうしたほうがいいな。
思い立ったことも、とりあえず、書く、書く、書く。
やっぱ、アクセもほしい。
こういう服のときって、何をつけたらいいんだろう?
(スタッズのついた皮ベルトやら、チェーンやら、ゴツい指輪などを広げてみる)
うーん…これはちょぉダサいよなぁ。
(※ちょぉ=山口県西部方言で「ちょっと」という意味です。「超すごくね?」の超ではありません)
これは、メリーやフルるんやまいおにも訊いてみる価値はある、か。
明日あたり、皆に会えるかなぁ。
posted by 渡月・トワヤ
at 14:52:26 │
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テストも無事に終わった午後。
紫陽花会館の屋上のベンチに腰掛けて、ゆったりと空を流れるちぎれ雲を眺めていた。
ペットボトルの中のソーダは、陽の光を受け泡をぽつりぽつりと遊ばせて、
やわらかく吹く乾いた風は心地良く、ボクのTシャツをすり抜けてやさしく笑う。
週末には、大きな戦いが待っているせいか、
まだ心が、どこかしら緊張を保ったままでいて、どうにも据わりがわるい。
ボクは、言ってはいけないことを、言っちゃったんだろうか。
……えぇい!
そんなフラグは、バッキバキにへし折ってやるー!
小さなトートバッグから取り出したのは、スケジュール帳。
そこにはさんでおいたチラシを取り出して読み返す。
どうしても行きたかったから、逡巡する間を己に与えず、清水の舞台から飛び降りるつもりで。
……思いもかけない返事。
うぅん、それ以上のことばに、
ボクは小刻みに震える手をどうすることもできなかったけれど、
心に落ちてくるのは、まるで、あたたかい雫みたいだと、思った。
あたかも、こうなることが決まっていたかのように、
ゆっくりとしみこんで、ボクを満たしてく想い。
それは、あまりにやさしすぎて、ボクを戸惑わせる。
こんなに穏やかな想いを抱いたことなど、今までなかった。
……この気持ちをいったい、なんと呼べばいい?
posted by 渡月・トワヤ
at 14:00:31 │
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…ありをりはべりいまそがり。
ぶつぶつと古文の呪文を唱えながら廊下を歩いていると、
視界の端に、ちらりと鮮やかな桃色の頭髪が映った。
ちょうどボクの進行方向だったこともあって、行き先を目で追いかけていれば、彼は教室のひとつに吸い込まれていくところだった。
別段、気にも留めず、その教室の前を通りかかると、なにやらにぎやかな話し声。
聞くともなしに耳に入ることばは、次の瞬間には、ボクを捉えて離さなかった。
日本語は、世界でも屈指の、美しい色彩と深い情緒を持つことば。
ボクはそんなことばを国語とする国に生を受けることができたことを、折りにふれては思い出して感謝する。
今、その教室で語られる話は、まるで今のボクの心境を知っているかのようなものだった。
ボクにもいつか、そんなことばを告げる日が、くるのかな。
そしたらボクは、その時になにを言うだろう。
そんなことを考えちゃったから。
おり…ありはべり…?
呪文はあっさりと飛んでいってしまった。