posted by 渡月・トワヤ
at 08:06:50 │
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「おはよー」
「おはよっ、テスト期間ももうちょいの辛抱だよねー」
朝。
口々に交わすクラスメイトとの挨拶のなかで、ふと重なる視線。
心臓がとくんとはねて、それにつられるように視線が揺らぐ。
なにか、伝えたいことがあるような気がするのに、まるで指の隙間から砂がこぼれるようにもどかしい。
もちろんそれが声になるはずもなく。
「おはよーさん」
ボクはにっと笑って軽く手を上げ、挨拶した。
自分の席に向かいながら。
あるいは、彼に背を向けながら。
(どうしようもないなぁ、ボクは。)
頬の熱さを自覚して、情けなくて苦笑い。
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posted by 渡月・トワヤ
at 22:00:00 │
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今日はテストが終わると、結社に寄らずにまっすぐ自室に帰って、机に向かうことにした。
きっとLKでもまた罰ゲームがあるだろうから、それなりの点数をとっとかないと、という理由。
まぁ動機としては不純かもだけど…、とまれ、何を理由にしようが、勉強頑張るんだったら、それでいいじゃない。勤労学生、時間は少ないのだ。
あと、それから、来年の今頃に、後悔したくないからね。(なんか、後付の理由っぽくなっちゃったな…
ボクは、問題集をいったん閉じると、台所へ向かった。
豆から炒るのはちょっとしんどいし、もう今日は簡単ドリップのコーヒーで良いか。
・・・あぁ、そういえば、一昨日フルるんにもらったクッキーがあった、あれも食べちゃおうっと。
脳みそにも、栄養をあげんといけないもんね。
……しかし、簡単ドリップも捨てたもんじゃないよなぁ。
炒りたて挽きたての豆に比べれば落ちてしまうけれど、ふんわりとコーヒーの良い香りは、十二分に部屋に漂っていく。
さて、美味しいコーヒーも入ったことだし、ひとまずコーヒーブレイク♪
ソーサーの縁にクッキーを数枚載せて、机へ戻る。
ふぅっと冷ましながら一口カフェオレをすすり、気づけば空いた方の手で、1通の封書を手繰り寄せている。
くすぐったいような、しめつけられるような、なんとも形容しがたい気持ちにおされるように、こうしてボクはまたこの手紙に手を伸ばしてしまっている。
そして決まって、その手紙を読み終えたボクはとてもやさしい顔をしていると思う。
…だいたい、この手紙を開くのは、いったい何度目…なんだろうか。
特別なことは何一つ書かれていなくて、いかにもあの人らしい文面に、
ともすれば、ボクは泣いてしまいそうなほどの安堵感を覚えてしまう。
あぁ、そうだ。せっかくだから、返事を書こう。
ボクは問題集を脇によけて、気に入りのレターセットを取り出した。
とりたてて大きな出来事はなくて結局は、なんだか日常を淡々とつづったような良く判らない手紙になっちゃったけれど、そこはそれ。
ボクとしては、勉強の息抜きになったからいいけれど…
あの人にとっても、そうだと嬉しいなぁ。
せめて、勉強の邪魔にだけは、なりませんように…!(拍手
posted by 渡月・トワヤ
at 21:48:22 │
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無計画、ばんざーい!
(お月見のときに作る望遠鏡の図案を手帳に書いている。自称、テスト勉強の息抜き。)
えぇと、ラメ入りのネイルと、ラインストーンと。
イマイチわかりにくい秋の星座よりは、わかりやすい夏の星座にしよう。
天の川といえば、白鳥座は鉄板だよね。
そうすると、夏の大三角形を描くべきだな。
(星座の本と手帳とを見比べつつ、スケッチを続けている)
…あっ!
勉強しなくちゃ…!
posted by 渡月・トワヤ
at 15:45:37 │
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今日から試験が始まった。
来年は受験生になるのだし(無事に進級できれば、の話だけれど)、そろそろ本腰を入れないと、とSWEEEETedの皆で集まって勉強会をしたりした。
そう、去年までのボクとは違うのだ(たぶん)。
テスト期間中の楽しみと言えば、早くガッコが終わることぐらいかな。
ただ、今年の猛暑を思えば、なんだか外に出るのは自殺行為ではなかろうか、と思わなくもないけれど…
校舎を1歩出たところで、ボクは「あれ」と思った。
今、校庭を吹き渡ってきた風は、明らかに昨日まで吹いていた風と違う。
やっぱりちょっと動いただけで、すぐに汗は噴き出すけれど、どこかしらカラリと乾いた秋の風。
わ、急に秋が来ちゃってる!
ボクはなんだか嬉しくなって駆け出した。
見上げれば空は高く。
空の青は淡いグラデーション。
昨日の夜、勉強の合間に友だちと話したことを思い出す。
どうして秋って、センチメンタルな気分になるんだろうねなんて、
暖かい紅茶を飲みながら、女の子同士の内緒のはなし。
この空の色を見ていると、胸がきゅっと締め付けられるみたい。
「…きっとだいじょうぶ。明日は明日の風が吹くんよね」
わけもなく切なくて、ボクは呟かずにはいられなかった。
posted by 渡月・トワヤ
at 18:18:59 │
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短い手紙のやりとりに、心が暖かくなって、なんだか癒された気がする反面で、
緑の風に草が揺れるような、ちょっとしたざわめきが、胸の中を行き来する。
でも、それがちっとも不快じゃない…むしろ、くすぐったい感じ?
なんだろう、なんだか自分でもワケがわからないや。