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K市、海を見渡せるカフェにて。
「ごめんっ、待った?」
頬杖をつき、行き交う大型の貨物船を眺めていると、背後から懐かしい声がした。
振り返ると、半年前に別れた時とまったく変わっていない人懐こい笑顔が揺れる。
「あんまり待ってねぇからダイジョブだよ」
にっと笑って、向かいの椅子を勧める。
この場所を指定したのはボクだ。
海が、見たかったから。
「ね、トワちゃんの新しいガッコってどんなとこなほ?」
注文を済ませると早速、テーブルから身を乗り出すようにして、訊いてきた。
ボクはふふっと笑って「手紙に書いたとおりさ」とアイスカフェオレを一口。
「もうー」
口を尖らせ軽くボクをねめつけてから「相変わらずだなぁ」と笑って椅子に深く沈んだ。
だって、良い仲間が出来た、とか…
そんなの言うの、恥ずかしいじゃないか。
それから2時間ほどを、ボクらはこのカフェで過ごした。
帰りがけ、旧友はボクを見、
「トワちゃん、良い顔して笑うようになったね!」
って、嬉しそうに、笑って言った。
…やっぱり、あいつにゃ、バレバレらしい。