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Hermitage

PBW「シルバーレイン」のキャラクター、渡月・トワヤ(b63279)の日記。この世界をご存知ない方はブラウザバックをお勧めします。

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  posted by at 00:25:40 │EDIT
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散歩

  posted by 渡月・トワヤ at 10:22:39 │EDIT
せっかくの土曜日だというのに、朝早くに目が覚めた。
布団に沈めば、またいくらでも眠れそうなほど疲弊している気もするけれど、なんとなく布団から抜け出てしまった。
一度出てしまえば、今更布団に戻る気にもなれないし、かといって朝食の準備をする気力も食欲もない。

どうでもいい感じ。

とりあえずミルクを温めて、ちびちびと飲む。
なんの予定も入れてなかったけれど、infobookを立ち上げて、天気予報をチェックする。
雨は、午後には上がるようだ。

部屋でひとり居るのもなんだかつまらない。
少し、出かけよう かな。

:::::::::::::::::::

鎌倉駅の南東、歴史ある寺院や文化財が集中する地区がある。
前から気になっていたので、思い切ってそこまで出かけることにしたのだ。

駅からほどなくして、ひとつのお寺。
此処にも、紫陽花の株がそこここに植わっている。
立地条件のわりには、とても静かで、
雨粒が木々の葉を打つ音が良く聴こえる。
時折、電車の通る音もそれに混じる。
休日の早朝ということもあるからだろうか、犬の散歩をする人と、時折すれ違う程度。
その面識もないただの通りすがりの人たちは、すれ違いざま、ボクへ朝の挨拶をよこす。
それが、さも当然のことのように、皆自然に。

傘を深くさし、目線を落としていたのだけれど、挨拶をかけられるたび顔を上げて挨拶を返し、またうつむいて。
そうしているうちに、いい加減、首の上下運動も莫迦莫迦しくなってくる。
境内は静かだ。
こういう場所の空気はいつもどこか神秘的で凛としていて、そして独特の匂いに包まれている気がする。
ボクは思わず、顔を上げて背筋を伸ばしていた。

石が敷き詰められた境内の奥。
立ち止まってしばらく、静かに佇む本堂を、ただ見ていた。


道なりに進んで正門を抜け、しばらく歩くともうひとつ寺があるらしい。
路地を歩き、少し上り坂になってきたな、と思ったら、山門までの道。
両側は木々に覆われ、本当に此処は市街地なのか、と疑いたくなるほど閑かだ。

家を出て、約1時間。
さすがにホットミルク1杯じゃ、腹の虫も騒ぎ出す、か。
道を登りきって、ぐるり境内を回り、もと来た道を辿って鎌倉駅まで。
徐々に、現実に引き戻されるような感覚が起きるのは、きっと街の音が耳に届いてきたからだろう。

駅近くにあったベーカリーでパンとコーヒーを買ったボクは、駅のベンチでそれを食った。
そうして、腹を満たせば、少しは落ち着いてくる。

うん、元気の源は、美味い飯(パンだけど)

ボクは、ボクの在るべき場所へ帰ろう。
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