posted by 渡月・トワヤ
at 05:30:32 │
EDIT
果たして、ボクなんかに守られる資格はあるんだろうか?
自信のなさが、頭をもたげて、自分の価値が、判らなくなっている。
サポートを頼まれたということは、信頼されているということだ。
期待に、応えなくては。
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ボクが石化してしまえば、皆の危機に直結する。
精神的苦痛も、計り知れない。
皆がボクを守ることは即ち、ボクが皆を守リ続けられるということ、か。
しかしその時、自分の能力「浄化の風」は、どこまで通用する物なのだろうか。
ボクの力不足で効果がなかったら…どうなるのか。
それは、まったくの未知数。
不安で、昨夜はなかなか寝つけなくて。
この期に及んで、何を躊躇っているんだろう。
長針が、何度回ったんだろうか。
ほとんど眠れなくて、ボクは寝間着のまま、屋上へ出た。
びゅう、と吹く風に、思わず身を竦める。
徐々に東の空が白みはじめ、空気は冷たく澄んで、明けの明星がちらちらと大気の層で揺らいでいる。
前を向け。前を向け。
もうすぐ出発なんだ。
「しっかりしろ!」
コンクリの床にパチッパチッと響いたその音は風と共に、空へ往った。
熱を持った頬が、じんじんと鈍く痛む。
…無事に帰ってこれたら、何をしようか。
少しの間、気分が悪くなっているかもしれないけれど、
美味しい物を食べたい。(今はちょっと想像で食欲が減退中だし
フルるんに貰った入浴剤を浮かべた風呂に入って、しっかり眠りたい。
大好きなともだちにまた会って、この依頼のことを話して。
けろりと笑いあえたら、きっと素敵だ。
頑張らなくちゃ。
きっと口唇を結んで、顔を上げる。
よし、準備しよう。
踵を返して部屋へ戻り、まず。
玄関先に消臭用のアルコールスプレーを置いておくことは必須で←これ大事
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