目が覚めると、陽はとうに昇っていて、
カーテンの隙間から、まぶしいばかりの光が射しこんでいた。
むっくりと布団から身体を起こして、大きく息を吐き出した。
昨夜のうちに心を決め、貼り紙をしておいたことを思い出す。
己の不甲斐なさを感じないワケではないけれど、それも仕方のないことだと思う。
別にこれが最後ではないんだし、次に活かせば良いだけのことだ。
窓を開けて、コインランドリーで洗濯物が回る間に、掃除をした。
清清しい気持ちになったボクは、洗濯物を取り込んだ後で、散歩に出かけることにする。
路上に小さい鳥が集い、ちょんちょんと跳ねているのが、見えた。
可愛らしいなぁ、と自然、頬が緩む。
しかし、近づいてみると、なんのことはない、
小鳥だと思っていたのは数枚の落ち葉で、
それが風でくるりと舞ってはそこに留まり、またくるくると風に乗っていただけだったのだ。
自分の勘違いがなんだかおかしくて、一人でこっそりと笑う。
乾いた風が心地よく空を往く、秋の昼下がりの出来事。
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