posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:59 │
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夕食の後、ボクは隣人の部屋へ遊びに来ていた。
二人つるめば、いつもみたくしょうもない話に花が咲き、わははとバカ笑い。
しかし、カナメはやけにソワソワして落ち着かない様子で
時計や郵便受けをちらちらと気にしているなぁ…なんて思っていたら案の定だった。
「あぁ、そうや。今日新しい兵器を発注したで」
彼はコーラを飲んでから、嬉しそうににっと笑う。
「あぁ、そうなんか!そりゃ楽しみだなぁ」
それでさっきから、そわそわしてたんだな。
ボクも合点が行って、にんまりと笑い返した。
「この前、ボクがブーメランを発注した時も思いのほか早く届いたから、きっともうすぐ届くさ」
そんなボクの言葉が届いているのかいないのか、カナメはかなり気も漫ろ。
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それから暫く後。
ことん、と郵便受けに音がした。
はっとするボクらは、ほぼ同時にドアに注視し、
もう次の瞬間には、カナメは飛ぶように郵便受けを開けていた。
「うぉぉ!!届いたで!!」
カードが2枚。
さっそくイグニッションすればそれは、さながら昔から使いこんだかのように彼の手に馴染んで収まっている詠唱兵器。
「おぉ、おめでとう!!」
飲んでいたコーヒーの缶を「カンパイ!」と祝杯よろしく掲げてみせる。
「あぁ、えぇなぁ、これ!」
彼はよほど嬉しかったんだろう。
その場で突然、素振りを始めるから。
ボクは(まぁそんなことはないと信じたいが)間違って殴られたりしないよう、壁際にこそこそっと避難。
素振りを続けるカナメはすっごく嬉しそうで、見ているこっちまでなんだか嬉しくなってきて。
しばらくカナメを眺めて、にまにま頬が緩むのを隠せなかった。
「こうなると試し打ちしたくなるだろ?」
ボクはポケットに、カードがあるのを確かめながら訊ねた。
「おぅ!今からちょっと行ってくるわ」
「それでこそ!
ボクも一緒についてくよ。その威力、しっかり見せてもらうぜ?」
にっと笑ってボクも立ち上がり、靴を履いた。
ボクらはそれから、夜の闇へと向かう。
そして大暴れさ!(主にカナメがな!)
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