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空子の誕生日~白に彩~
(ボクのプレイングはこちら)
日曜日の夜。
晩飯を食い終わり、皿を片付けようかと立ち上がったところで、インターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろう?
このマンションにはいつも守衛のおじさんが詰めていてくれてるから、
よほど変な人が入ってきて悪戯をするということがない。
ボクは思い当たる相手はいないものの、安心して受話器を上げた。
:::::::::::::::::::
インターホンの相手は、守衛のおじさんだった。
ボクは少し拍子抜け。
おじさんは「小包が届いたよ」と教えてくれたんだ。
生ものじゃないから、トワヤちゃんの都合の良い時で良いからね、とも言ってくれたけれど、中身が気になるじゃないか…!
「もうちょっとしたら、取りにいくよぅ!教えてくれてありがとうね」
ボクはインターホンを置き皿を手際良く片付けると、サンダルをつっかけて守衛室へ。
「はい、これね」
ありがとう、と受け取りつつ、小包が思いの他小さくて驚いた。
大きさから言うと、CDや本が入っているぐらい、かな。
赤い「ワレモノ注意」のシールが貼ってある。
しかし、通販で買ったCDはこの前届いたところだし、他には荷物が届くアテがまったくない。
送り主の名前は、とある会社の名前で、見覚えがない。
宛名は確かにボクの名前なのだけれど。
「…うーむむむ?」
少しやり場に困ったけれど、まぁ、ボク宛には違いないのだ。
開けたって、文句は言われないだろう。
「ありがとうね、おじさん!あぁ…そうだ。これ。いつもお世話になってるからー」
実家から届いたアジの一夜干しを数枚、おじさんにもお裾分けして、ボクはまた部屋へ戻った。
包みを慎重に開く。
万が一、間違いだったら、こそっとそのまま戻してしまおうと思って ←
新聞紙とプチプチに包まれて出てきたのは、白い皿だった。
…あ!
これは先日、近所の公園であった陶器市で、ボクが絵付けをしたお皿だ。
主催者側で絵付けを施された皿を持ち帰り、釉薬を塗って仕上げの焼き付けをしてくれたものだったのだ。
そういえばあの日、住所と名前を書いた紙を皿に添付していたんだ。
「後日送りますね」って、説明をしてくれたおじさんも言ってくれてたのに、すっかり忘れていたよ…!
自分が描いた絵が、ちゃんと皿に乗っている。
蔦と花を絡ませて、アールヌーヴォ調にしてみたもの。
市販の物に比べたらそりゃ拙くて恥ずかしいけれど、誰に見せるわけでもない。
梱包を取りはずして、ざっと洗い、先ほどの夕食の食器と共に乾かしておく。
使うのもったいない気もするけれど、
明日はケーキでも買って、これで食べてみようかなぁ…!
秋だからモンブランかな。
渋皮入りの栗灰色のが好きだけど、
果物たくさんのタルトも捨てがたい。
どこのケーキ屋で買おうかな~なんて、そんなことまで思って、一人ニマニマ。