芸術の秋~ANTARUとにかく集まれ
秋の日曜日は良く晴れるような気がする。
今日もご多聞にもれず、良い天気。
此処渋谷界隈は(まぁ、いつも人通りはすごいんだろうけど)今日も人の数がすさまじい。
ボクは、人の波を器用に泳いで渡るまいおにはぐれないように必死だった。
「ほら、トワヤさん。もうすぐだよ!」
彼が指差す先は、代々木公園。
今日はそこで、芸術の秋に相応しいイベントが開催されるということで、ボクらは此処までやってきたんだ。
しかし人ごみってニガテだぁぁ!
あっ、まいお!待ってってば!!!
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会場に1歩踏み込むと、人出もさることながら、主催者側の人の多さにも驚いた。
賑やかに流れる音楽。
渋谷の街の喧騒とはまた違った異国情緒あふれるざわめきはきっと、風にのって流れてくるスパイスの香りの所為もあるんだろう。
スパイスの香りで腹の虫が「きゅぅ」と鳴った。
飯は後、後!
今日は欲しいものがあるんだから。
「楽器が気になっちゃうなぁ」
まいおは破顔し、店を覗き込んでいる。
気になるのは良いが。
「あんまり大きいの買うと、持って帰るのが大変だぜ」
くすくす笑う。
古書市のときは大きい鞄を持参したけれど、今日は身軽な格好をしてきたから、大きい荷物は後が大変そうだ。
「トワヤさんは気になるの、見つかった?」
うーん、とぐるり見回して
「そうだな、さっきあっちでボタニカルアートらしきものを見た」
後ろの方を指差しながら言うと、
「…らしきものって」
まいおはちょっと呆れ顔。
「まぁ、またぐるりって回ってからで良いよ」
他にも良いものが見つかるかもしれん。
済んだことは気にすんなーとまいおの背中を押しながら、会場を見てまわった。
音楽のステージもさんざん眺めた後で(まいおがなかなか離れようとしなかったから!)軽く食事を摂り、ボクは数枚のポストカードと念願のウィンドウチャイム、それから、小さいモビールをゲットした。
意気揚々と帰宅したボクは、さっそく窓にチャイムとモビールをぶら下げる。
夜は寒いから、さすがに音色を楽しむほどの酔狂さは持ち合わせていない。
明日以降に音色は楽しむことにしよう。
ポストカードはまた小さな額縁を買ってきて(ブーメランの壁とは反対の)壁や、洗面所なんかに置こうかなぁ。
ふふふっと笑って、ボクはどのカードをどこへ置こうかという算段を始めるのだった。
ボクのプレイングは
こちら。
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