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夜。
風呂から上がり、 本を読んでいたボクは、徐々に冷えてくる身体に気づいた。
湯冷めではないんだけれど、どうも気温が低い気がする。
温かい、スープが飲みたいなぁ。
カップスープでも作るか、と台所に立つものの、あいにくストックが切れていた。
しゃーない。コンビニに行ってくるか。
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コンビニに入るには、エントランスを一瞬出なくてはならない。
いつ誰に出会うかわからないから、ボクはどんな近場に出るときであっても着替えて出かけることにしている。
セーター、カーディガン、ジャケットまで着込んでいるから、防寒体制はバッチリだ。
エントランスから1歩足を踏み出すと、冬の冴え渡った空気。
胸いっぱいに吸い込むと、やっぱり足は勝手に屋上に向かってしまう。
…っと、その前に、スープ買っとかなきゃね。
なぜだろうか?
会計を済ませたボクがぶら下げる袋には、缶コーヒーと肉まんも入っていた←ほかほか湯気の誘惑にあっさり敗北したようだ
屋上に足を踏み入れると、今日は風も一段と強い。
さっきテレビのニュースで見た、日本海側、新潟の市中にかなりの積雪をもたらした寒気は、太平洋側の鎌倉にも、例外なく冷たい風を運んできている。
ジャンパーのジップを目一杯上げて、首を竦ませる。
冷めないうちに、と肉まんを頬張る。
ポケットで握り締める缶コーヒーも、すぐに冷たくなってしまいそうだ。
冷える夜。
それは、日中暖められた地表の熱が、雲ひとつない空へ還っていくことに起因する。
所謂放射冷却と呼ばれるもの。
逆を返せばそういう日は、月が冴え星の瞬きもまた一段と増す夜だと言える。
半月が、東の空に顔を覗かせている。
今日は夜中じゅう天を渡り、朝眠るのだろう。
雲ひとつない空に、星が瞬く。
冬の空はなんといってもオリオン座が一番に飛び込んでくる。
あとはMの字の、カシオペア。
あまり星座に明るくないから、それぐらいしかわからないけれど…。
でも、それだけじゃない、今日は特に星が綺麗だ。
じっと空を見上げていると、星空が迫ってくるような錯覚に陥る。
これが、「星が降る」ということなのかなぁ。
ボクはしばらくの間、寒さも忘れて星を数えた。
よし、部屋に帰ったら以前買った、星の図鑑を紐解こうっと!