1年の記念、というわけではないんだけれど折り良くレベルが上がったので、
洋服とブーメラン(!)を新調することにしたんだ。
先日カタログで見つけた、黒いシンプルなロングジャケット。
細身のシルエットながら、裾にかけては緩やかなAラインになっていたのだけれど、ボクの目を奪ったのは、その裾に描かれた模様。ターコイズブルー?翡翠色?(印刷ではインクの色で実物と若干違うかもしれないけれど)いかにも、なボクらしい色で、幾重もの流線が描かれているのだ。
「風を纏っているみたいだなぁ…」
その服を一目見たボクの脳裏にそんな言葉が浮かび、
運命の糸よろしく、さっそくその服を注文したのだ。
その後、鞄に手帳と詠唱銀の塊なんかを放り込んで、部屋を出た。
向かう先は、カナメの口利きとオーナーのご厚意で貸してもらえた、とある1フロア。
実はそこに、ボクのブーメランコレクションを飾ってあるのだ。
(だって、もう部屋の壁には飾る場所がなくなっちまったんだもの!)
ずらりと並んだブーメランは、いつ見ても壮観。
ボクはその中から、既に目星をつけていた2本のブーメランを手に取った。
所変わって、ガッコの屋上、百葉箱の前。
名前とか色々考えてみたんだけれど
(手帳にはたくさんの走り書きと消した跡、付箋なんかが所狭しと貼られている)
凝りすぎて何が言いたいのかわかんなくなっちまったので、もういっそシンプルにしてやろうと決めたんだ。
手帳をぱたんと閉じると、2本のブーメランと詠唱銀の塊を百葉箱に放り込んで、扉を閉めた。
なんとなく、拍手を2回。
コンビニでジュースを買って部屋へ戻る時、エントランスで馴染みのおじさんに
「荷物が届いているよ」と声を掛けられた。
なんと、もう新しい服が届いていたのだ。
ボクはうきうきしながら部屋へ戻ると、さっそく箱を開いて中身の確認をする。
袖を通して、その生地の柔らかさと軽さに驚いた。
きっとこれ、かなり上質な生地で仕立てられている。
裾に描かれたラインから閃いた「風を纏う」って言葉だったけれど、これは良いとこ突いてるんじゃないだろうか。
「風纏、か」
うん、気に入った!
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