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天気の良い、日曜日の午後。
ボクは、ぶらぶらっとショッピングに出かけた。
欲しいのは、アクセサリーで。
新しい服に合うようなのが、見つかりゃ良いなぁ。
========
結社の中には、ショップを開いている所もある。
結社自体に興味もあるけれど、今日はショップ巡り。
見てまわると、武器、ケーキなどの甘モン、ソウルフードなるものまで並んでいる。
ちょっと見ているだけでも、驚きの連続。
何軒かアクセサリーショップを回った後。
きらっと光る緑色の澄んだ石がついたチョーカーが目に留まった。
銘打ってあるその名も「薫風」
ヤバイ、ストライクど真ん中!
あぁ、本当はピアスを探してたのだが…
しかし、今や当初の目的はどうでも良くなってしまい、
ただただ、チョーカーに釘付け。
緑色の石は、エメラルドだとショップの店員は言った。
その分、少し値は張ります、とも。
うん…確かに値は張るが、
これを買わずに、ボクは一体何を買うと言うんだろう!
「これを、クダサイ」
初めての買物よろしく、声が上ずる。
「ありがとうございます。贈り物ですか?」
問われる言葉に、頭を振って、小さく「違う」と呟くのが精一杯。
それでも、ショップの女性は、
シンプルながら可愛らしい小さな紙のケースにそれを入れ、
マーガレットの造花とリボンの飾りをひとつ、貼り付けた。
「ありがとうございます、とてもお似合いだと思いますよ」
にっこり笑って、ショップの出口まで、見送ってくれた。
自室に戻ると、取るものとりあえず、ケースを開いた。
さっそく身に着ける。
黒い皮のベルト、小さいエメラルドの石は風にそよぐかの如く、ちらちらと輝きながら揺れる。
薫風。
新緑なびく皐月の空を渡る風のように。