庇を打つ雨音がする。
天気予報どおり、今日は朝から雨模様。
コインランドリーを回し、軽く掃除を済ませて、ゆるりと過ごす日曜日の午後。
ボクは床に寝転がって、図書館で借りてきた本を読んでいる。
本に限ったことではないけれども、第一印象って重要だと思う。
やっぱり、本ならなんでもいいというわけにもいかず、
どんなに内容がすばらしかったとしても、「あぁ、これはダメだ」と思う本にも、たまに出合う。
今回借りてきた本は、だから、開く時にはすごく緊張したんだ。
── 恭一と同じものを見て「良いね」って笑いあえたら素敵だって、思うからこそ。
しかし、先のボクの些かの不安など、いまやどこ吹く風。
こうして、ごろりと寝転がってリラックスし、物語の展開に心はやらせるボクがいるのが何よりの証拠。
規則正しい雨音につられ、瞼も徐々に落ちてきてしまいそうなほどだ。
ボクは起き上がって、ミルクで煮出した紅茶を一口飲んだ。
ミルクティに最適の茶葉を最近手に入れたモンだから、今はロイヤルミルクティに凝っていて、今日も他聞にもれず、心解ける甘い香りに包まれる。
それにしても、この甘い香りは、ミルク由来か、はたまた茶葉由来なのか。
今度、ストレートで飲んでみなくちゃ…だな。
カップをテーブルに置き、またボクは本へ手を伸ばす。
…どれぐらい時間が経ったのだろう。
はっと気づいて、頭を上げる。
本に手のひらを挟んで(!)、行き倒れるようにしてボクはいつの間にか眠ってしまっていたようだった。
部屋はもうすっかり暗くなっていて、とても活字を読めるほどではない。
時間を確認したくて、ケータイを手繰り寄せる。19時をゆうにすぎていて、驚いた。
ちょっと自分!
リラックスしすぎだよー!
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