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at 00:25:39 │EDIT
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深夜。
手を握りあって、ボクの家まで歩く、いつもの道。
今夜はとても冷え込んでいる。
「わ、見て見て」
ほぅっと吐く息が白かった。
いつの間にか冬になってしまったかのよう。
ボクの鼻の頭が赤くなっているのに気づいて、恭一はくすっと笑った。
静かでやさしくて穏やかで、
繋いだ手からは、しあわせが沁みてくる。
きっとすぐにまた逢えるのに。
── 楽しい時間の後ほど、寂しいと思ってしまうのは、どうしてだろうか。
おやすみを言って、
ゆっくり解いた手を小さく振って、夜の闇に溶けてく背中を見送った。
また逢えるという、交わさずともそこに在る約束は、
なんて在りがたい奇跡なのだろう。