posted by 渡月・トワヤ
at 23:58:34 │
EDIT
GTデートの帰り道。
さっきの一場面が脳裏に焼きついて離れない。
侵入者を許すまじ、と怒涛のようにボクらめがけて、ゴーストが押し寄せてきていた。
前衛が食い止めるものの、全てを押さえることなど到底無理なこと。
その隙間を縫い、1体のゴーストがボクへとかかってきたのだ。
ブーメランで応戦していたが、ちょっとした隙に、わき腹に強烈な一打を見舞われ、ボクは身体を折り曲げるようにして、ふらついた。
あおとボクとで一人前。
実際のボクは紙装甲なのだ。
祈りを捧げてくれるはずのあおは、少し前の戦闘で斃れてしまっていた。
そのことが、ボクをさらに追い詰める。
次の一撃を見舞われたら……ボクの魂は肉体を凌駕するか?
それは博打にも似ている。神の采配ひとつなのだ。
── やられる!
じっとりとした、いやな汗が背中を伝った。
刹那、ボクとゴーストの間に割って入ったのは、ボクと共に後衛に居た恭一。
立ちはだかるや否やタクトを振るうと、燃え盛る魔炎でゴーストを輪廻へと導いていった。
「…無茶をするな」
「ん。助かったよ」
まだ痛むわき腹を擦りながらも風を巻き起こし、残りのゴーストも闇へと屠った。
生き長らえたことは、この痛みが証明している。
隣には、恭一が居る。
まだまだ、ボクより弱いって言うけれど。
きみは、ボクだけの、ガーディアン。
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