posted by 渡月・トワヤ
at 18:00:32 │
EDIT
「日本人には、クリスマスなんか要らん」というカナメ。
しかし、いつもいろいろと世話ンなってるし、何かお礼はしたいと、常々思ってはいて。
まぁ、思ってるだけじゃ、伝わらないんだけど、
今更「ありがとう」とか、改まって言うなんて、気恥ずかしいや。
というワケで、お歳暮のマネごとなどをしてみることに。
ピンポンピンポンピンポンピピンポン!
「おーい、カナメ居るんだろー?」
玄関のチャイムを連打して、ボクは彼を呼ぶ。
「うっせぇぇぇぇ!」
コメカミに青筋を浮き上がらせて出てきた彼には構わず、ボクはにぃっと笑って、「ハイ」と薄い箱を手渡した。
「…お?」
先日、母に頼んで送ってもらったふくの一夜干しだ。
「ああ、こりゃどうも」
「刺身は見栄えがするけれど、一夜干しとか、唐揚げとかの方が、ふくって美味いんだぜ」
地元民が言うんだから、間違いない、とボクは太鼓判を押す。
「そないけ」
と妙にニヤニヤするカナメ。
あっ。
「テッサが食べられない貧乏人のヒガミじゃないぞ…!!」
趣味趣向はまったく合わないけれど、不思議と気が合ってここまでやってきた腐れ縁。
「まぁ、来年もよろしくっつーことで、ひとつ」
「あいよー」
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