身体がまだ、揺れているような気がする。
一晩中バスに揺られていたからか、地面がゆらゆらしているような…
恭一にそういうと、「まだ寝惚けてるんじゃないのか?」とくすくす笑った。
ボクのこと笑ってるけど、恭一こそ、ちゃんと眠れてた?
寝不足でふらふらしそうなのを、ヤセ我慢してんじゃないのかなぁ…
そんな素振り、まったく見せないけれど。
夜行バスは午前中に横浜に着き、そこから鎌倉までは電車で移動。
なんとなく会話を交わさずに二人くっついて座っていたのは、疲れていたのか、傍にいるだけで満足していたからか。
そのあと恭一は、紫陽花会館までいつもと同じようにボクを送ってくれ、
「それじゃあ、またね」と手を振って、ボクらは別れた。
よし、とりあえず、風呂に入って。
洗濯物もあるし、布団でちゃんと眠った方がいいかもしれない。
この年末年始は、緊張してしまうことばかりだったから、往々にして眠りが浅かったかもしれず。
守衛室のおじさんに年始のご挨拶をして、ボクはエレベーターへと乗り込んだ。
時間を確認するためにケータイを取り出したところで気づく、新着メール。
メールは、友達からの新年あけおめメールだった。
それは至極彼らしく、きらきらと楽しげで。
彼は友達に誘われて、北国での年末年始を迎えているそうだ。
添付されてる写メからは、とても幻想的で、なおかつとても楽しそうな雰囲気が伝わってきていて、ボクは自然、笑顔になる。
着信時間が今日の明け方というか深夜というか…マナーにしていたけれど、それにしても気づかないとは。
やっぱボク、なんだかんだ言って、爆睡してたのか。
と、自分の繊細さ加減(!)にあきれつつ。
まぁ、いいや。
遅れちゃったけれど、返信しよう。
そもそもボクは絵文字をあんまり使わないから、彼のに比べたら味も素っ気もないメールかもしれないけれど。
こういうのは、気持ちが大事なんだ、うん!
「今年も皆でお出かけしたり、楽しいことをたくさんしような!」
そんな言葉で、メールを締めくくって、いざ送信ー♪
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