posted by 渡月・トワヤ
at 16:26:15 │
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今朝から降り続いている雨は、午後になって雨脚が弱まった。
だけれど、変わらず空に立ち込める雨雲が陽光を遮り、景色からは色を奪っている。
街はまるで灰色の絵の具を溶かした水槽の中に沈められてしまったみたいだ。そのせいだろうか、街全体が息を潜めているように感じてしまう。
だけれど気温はもう、立春のころのような、凍てつく寒さはなくなっている。
それが証拠に、ボクはもうマフラーぐるぐる巻きもしてないし、コートも薄手のものに変えている。
恭一と並んで歩きながら、
「今日は暖かいね」「もうすぐ春がくるね」って笑いあう。
普段あまり表情が出ない彼も、ボクの前では、良く笑ってくれる。
それが嬉しくて、ボクの笑顔も増えていくし、
きっと恭一も、ボクが笑うと嬉しいんだと思う。
だからボクたちは、たいてい笑顔で過ごしてる。
たまに思うんだ。
どうしてボクらはこうして、一緒に居られるんだろうか、と。
大事にしたいと想っていたひとから、同じように想われれることって、すごいことだ。
(その言葉を口にするのは気恥ずかしいけれど)奇蹟だって、呼べることなんじゃないだろうか。
いつまでも、きみの笑顔を護りたい。
だから、ボクは。
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