目が覚めると、何事もなかったように文字が読めるようになっていた。
まるで、昨日までの1週間が、夢だったかのようだ。
まぁ、夢かも…だなんて、おめでたいことばかりも言ってられない。
来週の頭から、後期の期末テストが始まる。
今日からスパートをかけなくては、とうてい間に合わないだろう。
ボクが偽身符に頼っていた間の授業のノートは、恭一が快く貸してくれることになった。本当に、彼には助けられっぱなし。どれだけ感謝してもしたりない。
今夜はノートを写し、明日は復習を兼ねて清書、日曜は問題集…と頭の中でスケジュールを組む。
あとで、スケジュール帳に書き留めておこう。
ふと、机の上に置いたままにしていた手紙に目が留まる。
あ…!
それは、遠征から帰ってきてすぐくらいに受け取った手紙だった。
当然、読めないので、誰が送ってくれたものかもわからなくて、とりあえず忘れないように机の上においておいたのだ。
差出人は圭にーさんだった。
彼も遠征で一緒してたから、ボクと同じ症状でこの1週間を過ごしていたはず。
とすれば、まぁ、返事がかけない理由も判ってもらえるとは思うけれど。
とりあえず、試験勉強の前に返事を書くことにする。
待つのは割りと平気だけれど、人を待たせるのは好かんもの。
(待ってくれてるかどうかは、別問題だけれどね!)
PR