posted by 渡月・トワヤ
at 18:00:14 │
EDIT
日中、空を覆っていた雲がちぎれて丸くなり、その隙間から今にも溶けそうな淡い金色の太陽が覗く、図書館からの帰り道。
風は昼間より幾分熱を下げて吹いてくる。
ボクは太陽に向かって、鼻歌まじりで歩いていた。
…あれ?
なんとはなしに、前方の空を見たボクは、少しびっくりする。
なんと虹が見えたのだ!
でも、何か変だ。
その虹は、アーチを描いておらず、空に向かって垂直に伸びている。
それだけじゃない。
そう。
今なお、ボクは太陽に向かって歩いているのだ。
虹って、太陽を背にしたときに見えるモンじゃなかったっけ?
ボクは首をかしげ、ふと思いつく。
これは、もしかして、彩雲!?
そう思い至れば俄然張り切っちゃって、携帯を取り出し何枚か激写する。
しかし、こうなると、人間の目の不思議を感じずにはいられない。
肉眼ではあんなにくっきり見える虹が、カメラに収めると途端にこんなに…ちいさい……(指で幅を狭め)
それでもかろうじて「虹…?」と判別できそうな1枚を撮ると、ボクは満足した。
彩雲は吉兆。
わぁい、何かいいことがあるかもー!
ボクは足取り軽く、寮までの道を急いだ。
部屋へ帰ると、とるものとりあえず、本棚から雲の写真集を取り出してページをめくる。
「彩雲」のページ。
でも……
ボクが見たのは、どうも違う。
うーんと唸って、さらに何ページか、繰る。
あぁ、これか!
ボクが見たのは「幻日」と呼ばれる方の光学現象だったのだ。
幻日は割と良く観測できる現象だそうで(しょんぼり
それでも、やっぱり彩雲!?と思った時感じた気持ちは
「いいことあるかもー!」
っていう、明るい未来への希望に満ちていて。
大事なのは、そういう気持ちを持ち続けることだ。
よしっ、こりゃきっとなにかいいことがあるぜー!(小さくガッツポーズ
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