posted by 渡月・トワヤ
at 23:59:58 │
EDIT
「ぎゃっ!?」
ボクは小さな叫び声を上げた。
たぶんね、毎日の受験勉強で、睡眠不足だったんだよ。
今、ボクは運動不足解消のために北関東セメント工場にいて、ブーメランをガンガン投げている。
風に乗るように空を切って滑走するブーメランが描く弧を眺めていると、スカっとするんだよね。
何度かゴーストとも遭遇しながら、工場内を奥へ奥へと歩いていくと、また新たなゴーストが出現した。
「よし、行くぜ!」
イニシアティブの高さを生かしてボクは、内なる魔力を高めるために前方に魔方陣を描く…つもりが
「科戸の風が清めて──!」
何を、今ボクは何を呼ぼうとしている!?
「えっ?」
「ちょ!?」
「…!?」
自分で自分の科白を理解するより早く、ボクはサイクロンを巻き起こしていたのだった。
暴風が収まると、ボク以外の仲間は、そわそわ…なんだか落ち着かず、妙な空気が流れる。
「…まさかココでサイ・・・・」
いち早くツッコミを入れそうだった仲間の口を「どわっ!」と身体を張って塞いだ。
皆の言いたいことは解ってる、うん。
だからさ、先に目の前のゴースト、やっちまおうぜー!
(※ゴーストをほったらかして、漫才をやってはいけないと思います、ハイ。すみません)
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