posted by 渡月・トワヤ
at 00:37:19 │
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「9月も、どこかへ一緒に行きたいと思っていたから」
そう言って、誘いに応じてくれて嬉しかった。
一年に一度着れたらいいかなぁと思っていた浴衣を、
今年は結局、2回も着れることになって、
それもまた、ボクが喜んでいる理由のひとつ。
落ち着いた浅黄の地に、
きらめく川で水浴びをするかのように舞う蝶々の柄。
鮮やかな黄色の帯を締めたら、背筋がシャンと伸びる。
ボクは浴衣に袖を通すと、パリッとした生地を手のひらで撫でおろした。
浴衣の肌触りは、鬼灯市でのあなたの言葉を思い出させて、ボクは少し頬を赤らめる。
今年の浴衣は、これで着納め、かな。
出かける先は、海の近くの草原。
時折潮騒に耳を傾け、月を見上げたりして。
早秋の夜の気配に包まれて、二人でゆっくりと歩いて過ごせたらいいな。
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