月曜日から水曜日にかけて実施された後期中間考査も無事に終わった。けれどもホッとする間も与えられずにあっさりと答案は返されて、順位が貼り出される。世知辛い学生ライフだぜ。
ボクは今回も、前回から引き続き少しだけ順位を上げることができた。
(キャンパス別の総合順位は、2位をキープ。イエス!)
これもひとえに、勉強を見てくれた先輩たちや、常々励ましてくれる彼のおかげだって思う。
きっとボクひとりじゃとっくに挫けてるだろうし、毎日コツコツと勉強をがんばれるのも「彼と付き合ってるから成績が落ちた」なんて誰にも文句言わせないぞって気持ちが大きいから。ともかく、がんばれる理由があるって、すばらしいな、うん。
しかし、テストも終わったことだし、今日ぐらいは自分に甘くいこう♪
ボクは嬉々として食堂で濃いめのミルクティを淹れた。
部屋へ戻りアロマキャンドルに火をつけると図書館で借りてきた本を開く。
ボクは、ほんわかしていて希望があふれるような明るくさっぱりとしている物語が好きだ。
ミステリも読むけれど、殺人事件など物騒なものではなく日常のほんの些細な謎を解く、いわゆる「日常系ミステリ」が好い。人の心の闇を掘り下げるような話は、読み進めていけばいくほど自分の中にも暗いシミが広がっていくような感覚になってしまうから。
結果としてかなり精神力を消耗し辛いばかりになってしまって、それじゃあ趣味のはずなのに本末転倒だろう?
今日読み始めたのは、大学生の女の子が主人公の淡い恋のお話。口コミでも「ほっこり」という評価が出てたヤツ。
ボクから見たら大学4回生なんて「超オトナー!綺麗なおねーさんー!」なイメージだけれど、やっぱり人を好きになる気持ちに年齢って関係ないのかなぁ、なんて思う。
「うんうん、同感!」と思わず頷いてしまったり、かと思えば、ボクから見てももどかしい場面もあって「えぇい、どうしてそこでアクションを起こさないんだ!情けない!」と悶々としたりして。
それでも、つまるところ、主人公の女の子が幸せになってくれたらいい。
ハッピーエンドの物語はボクに、幸せや希望のおすそ分けをくれるから。やっぱり好きだ。
チリリ・・・とごく小さな音が聞こえた気がして顔を上げると、アロマキャンドルの蝋がすべて溶けて、芯もほどなく燃え尽きようとしていた。
時計を見れば、25時を回っている。
ボクは後ろ髪を引かれながらも本を閉じる。そして、冷め切ったミルクティをごくりと飲み干すと眠る準備を始めた。
布団に滑り込んで、少し丸くなって。
明日にはきっと、ボクはもっと幸せになっていると信じて目を閉じる。
PR