そんな寒い夜、ボクはカップスープでも作ろうかと思い立ち食堂に居た。
ぐらぐらと沸かした湯をカップに注ぐ。湯気と共に、ほっとする匂いが立ち上る。
猫舌なので、牛乳を足すことも忘れずに。
しかし部屋まで辛抱できず、ボクはその場で早々に飲み干してしまった。
別にお腹が空いていたワケじゃないんだけれど、美味そうな匂いに惹かれたというかなんというか……寒い時の温かいものって反則だと思う!
でも、はぁ…美味しかったぁ!
・・・・あ。
そしてボクは、自分が何のためにカップスープを作ろうとしていたのかを思い出した。
しかし、きにしない!
おかげで身体は、じゅうぶんぽかぽかになった!
ボクはすっかり気分を入れ替えるとミルクティーを淹れる。
そして今度は無事に、湯気の誘惑に負けることなく、部屋まで持ち帰ることに成功したのだった!
まぁ、すぐには飲めないほど、アツアツにしておいたからだけれど。人間は学習する生き物だってことだよね、うん。
自室へ戻るとボクは、書棚から2冊の本を抜き出して、其々を開く。
今日、教室で耳にした話題について、少し調べものをしたくって。まぁ、大したことでもないのだけれど、下調べって大事だと思うから。
あんまり変わったことはしないつもりではあるけれど、ベストは尽くしたい。
ぱらぱらっとページを繰っては、目についたものを手帳へ書き写しつつ、こんなふうにしたらどうだろうかというようなアイディアも横に書き留めておく。ちょっとしたイラストも添えておこうかな。あれ、えぇと、色鉛筆はどこだっけ。あぁ、あったあった。
興が乗ってきたボクは、知らず知らずに鼻歌混じり。
やっぱり、準備しているときも、その先に待つ幸福を想えば、十二分に楽しいな!
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