posted by 渡月・トワヤ
at 22:05:41 │
EDIT
ゆきあかり、レトロな電灯が印象的な一間。
炬燵の上に広げられた問題集と教科書、ノート。言うまでもないが、蜜柑はマストだ。
「さぁ、ここに座れ♪」
ボクは自分が座っている向かい側をちょんちょんと指し示し、唯一の後輩である団長ににっこり笑いかけた。
「あんまりの出来の悪さに呆れないでね」
心なしか団長は涙目。だが、気にはしない。
「大丈夫だよ。根気よく教えるつもりで来たからね」
前回のテストまでは、ボクも先輩たちから教わる立場。
でも、先輩たちが勉強を見てくれていたおかげで、想像以上の点数を取ることができたし、春からは志望していた大学へも通えそうな見通し。
だから、「後輩に勉強を教える」っていう形で、ボクは恩を返したいと思った。
そしてそういう思いが、綿々と続いていけばきっとボクは嬉しい。
「さぁ、明日が最終日だよー。気合入れて行こうな♪」
PR