posted by 渡月・トワヤ
at 23:50:12 │
EDIT
バレンタインのチョコのお返しに、と彼がプレゼントしてくれたのはロールケーキ!
「見栄えは悪いけど」
その言葉にボクは首を傾げる。
たしかにパティスリーで売られているような華美な雰囲気はないけれど、とりたててイビツというわけでもないし、じゅうぶん美味しそうだ。どちらかというとドイツ菓子のような実直さがあるというか。ボクはそういうのキライじゃないから。
ボクの不思議そうな顔を見て、彼は少し恥ずかしそうに付け加える。
「それ、手作りだから。けれど、隠し味はバッチリだぜ!」
え、えぇ!?
ボクは瞠目し、手に持っていたケーキを二度見した。
ロールケーキを手作りするなんてすごいよ!
ボクなんて、シフォンケーキしか焼けないもの。
「すごいね!だいちって器用だよねぇ…」
ボクは彼を尊敬の眼差しで熱く見つめ、それから「ほわぁ…」と溜息を漏らしながら、目の高さまで持ち上げたケーキをしげしげと眺めた。
なんだか食べるのがもったいないけれど。せっかくだから一口いただくことにする。
きめ細かなスポンジのふわりとした柔らかさ。
クリームのやさしい甘さは程よくて、ボクは相好を崩した。
「すごく美味しい…嬉しい、ありがとう!」
ボクは嬉しさのあまり鼻の奥がツンとしたのをぐっとこらえて、殊更ゆっくりと咀嚼した。
この優しい甘さはボクの優しさだと彼は言ってくれたけれど。
ボクは彼が言うほど優しくないし、彼の方がよほど優しいと思うんだけどなぁ。
とまれ、このロールケーキ。
全部食べてしまうのがもったいない気もする。
むむぅ、困った…!!
翌日の午後。
傷むといけないので、トワヤはきちんと、美味しく全部を
当然一人で平らげました。
お供は、以前彼からいただいた、無醗酵紅茶。
トワヤ史上稀に見る至福の(部屋でひとり、デレデレしっぱなしの)おやつタイムだったようです。
いただいた後は、食べる前に写メっておいた写真をプリントアウトし手帳に貼りつけたうえで、なにやら書き記したり、マスキングテープやカラフルなペンでデコったり…
昨日のページはエライことになっているようです(笑)←私にも見せてくれなかった。
トワヤへの、とても幸福な贈り物を、本当にありがとうございました。
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