posted by 渡月・トワヤ
at 17:11:56 │
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新しい通学路。
強い風が、びゅうと吹いて
蕾がほころびはじめた、桜の枝を揺らす。
空を渡る風。ちぎれる雲。
夜道を照らす月明かり。
風にゆれる花。
風景に心動かされるたび、
この瞬間を一緒に見て分かち合えたらいいのに、と思わずにはいられない。
いつかの星空を
違う場所でそれぞれ眺めていたことを後日知った彼は、
「一緒に見たかったな」
と少し寂しそうに笑った。
──ここに、あなたがいたらいいのに。
あの日、離れた場所で互いが同じようにそう想いあっていたのなら、離れていたことにも意味があるのではないか、と。
いつだって、ボクの心の中にはあなたが居るように、
あなたの心にも、ボクを住まわせてもらっているなら、
これほど嬉しいことはなくて。
隣にいてくれるのが、そんなふうに想いあえるあなたで良かったって、思うんだ。
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