posted by 渡月・トワヤ
at 01:30:16 │
EDIT
もう眠ろうかと部屋の明かりを消したとき、床に一筋の白い光が伸びていた。
その光の元をたどれば、カーテンの隙間から射しこむ月の光だと思い至る。
ああ、そういえば…日付を跨いだし、もう今日は満月だったな。
ボクはカーテンをそっと開いた。
ほぼ南頂の空に、明るく輝く白い月がぽっかりと浮かんでいる。
窓ガラス越し、静謐な夜の空気が伝わってくるようで、ボクはしばらく窓から月を見上げていた。
月の光って本当に不思議だと思う。
天文学的に(そんなエラそうなモンでもないけれど)言えば、太陽の光を反射しているだけのはずなのに、その光はひんやりとした石に触れているような感覚で、明らかに太陽のそれとは異質。太陽の熱は、月の裏側にでも置いてきてるのかな……って、んなワケないか。
「ふわぁ。。。」
ボクは大きなあくびをひとつした。
滲んだ涙に月の光が溶けはじめて、ボクの思考を緩やかに下らせてゆく。
明日も今日に負けないくらいにきっと、良い日になるという予感。
さぁ、本当にもう寝よう。
ボクはカーテンをきっちりと閉めなおし、布団にもぐりこんだ。
そして程なく、月の光に包まれたような、明るくやさしい夢に泳ぎだす。
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