posted by 渡月・トワヤ
at 16:13:07 │
EDIT
二人で肩を寄せ合いガラスケースを覗きこんで、
「アレじゃないか?」
「ん?どれどれ…」
お目当ての指輪。店員のお姉さんにガラスケースから出してもらって、指にするりと嵌め手をかざした。
なんだか照れくさくて、胸がドキドキする。
わー、お姉さん、そんな「微笑ましいものを見ている」笑顔でこっち見てなくていいよ!いや、まぁ、笑顔が基本の仕事なのは判ってるけども!
ボクは彼に指を見せながら
「…どう?」
と尋ねる。デザインは言わずもがな、サイズもちょうどいいから今更どうもこうもあったものじゃないんだけれど、なんだかそわそわしちゃって自身の指と彼の顔との間で忙しなく視線を走らせた。
面映くて、彼の顔もまじまじと見ていられなかったから。
こんなに近くにいたら、ボクのドキドキ、聞こえちゃうかな。
もし聞こえても、気づかないフリ、しててね。
PR