posted by 渡月・トワヤ
at 05:45:52 │
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昨日の弁当が(諸事情で)惨憺たるものだったし、「屋上で食べよう」って誘ったのは、いわゆるボクの気まぐれだったから。
「僕から、お願いしたいぐらいだぞ」
そう言われるなんて、思わなくて。
驚いたけど…嬉しかった。
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夕食を作るついでに弁当用のおかずをよけておくのは、1年以上にわたる一人暮らしですでに習慣と化している。
なんたって、ボクは勤労学生(!)だもの。
たまに学食も使うけど…できるだけ食費は節約したいから、自炊に限る。
昨日の夕食時にも、そういうふうにおかずはわけておいたのだけれど…
どうやら、それを詰めればいい、というわけにもいかなくなった。
「楽しみにしてる」
その言葉が、一緒に過ごす時間に対してなのか、はたまたボクの弁当を見ることなのか、定かではないけれど、あんなふうな笑顔を見せられたら……多少なりとも、がんばらないと女が廃るってなもんで。
そんなワケでこんな時間からのそのそと起き出して、キッチンに立っている。
出し巻き卵を作りながら、昨夜のおかずを少しばかりアレンジしたり、おにぎりにしたり。
ただし、見た目が可愛いだけっていうのはボクは好かんから。
ちゃんと栄養と彩りも考える。
「…元気の元は、美味い飯」
母がことあるごとに口にしていた、渡月家の家訓を、ボクも呟いた。
ちゃんと料理を教えてもらっていて良かったなぁって、不謹慎だけどこういう時、ことさら実感する。
よし、あとは粗熱を飛ばしたら、ふたをして包むだけ。
コーヒーメーカーが完成のアラームを鳴らした。
さあ、朝ごはんにしよう。
posted by 渡月・トワヤ
at 12:33:03 │
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風が吹く屋上。
秋晴れの空はカラっと澄み渡り、うっすらとすじ雲が流れている。
案外、屋上で昼休みを過ごす人が多いのに少し驚いたけれど(まぁ、自分もそのうちの一人ということだし)、適当に空いた場所を見つけて。
「ね、恭一。ここでいいかな?」
「ああ。構わないよ」
ボクたちは、腰を下ろした。
「トワヤは、毎日ちゃんとご飯を作ってるんだったよね?」
秋桜の野原でのデートで交わした、そんな会話を恭一は思い出したようだった。
ふと彼を見ると、ボクが食べていた弁当に視線を注いでいる。
「うん、そうだけど…あはは、あんまり見んどって。可愛い弁当とかじゃねぇし」
見映えが良い弁当とは言いがたいから、ボクは少し恥ずかしくなる。
「……ああ、ごめん……でも、美味しそうだから、恥ずかしがることなんてないのに」
「…あ、ありがと」
美味しそうだ、と褒められて、くすぐったくて。
ボクは上手な言葉が見つからなくて、それをごまかすように、玉子焼きをぱくっと口に放り込んだ。
ごちそうさまをすませると、ふわ…と小さくあくび。
恭一は心細かくて、そんなボクの様子に気づくと、自分の上着を脱いで、ボクへとかけてくれた。
昨夜、ボクが風邪気味だったことを気にかけて、
「こんなところで寝ちゃダメだぞ」
と、心配顔をする。
「うん、寝たりはしないよ、大丈夫。それに此処は日当たりもいいし暖かい」
ボクは微笑んで頷いた。恭一に不要な心配はかけたくないから、自分を大事にするって、決めたんだ。
恭一から借りた上着を羽織り、ボクは彼の肩に自分の頭を預けて寄りかかるように座って、空やそこを渡る風を眺めることにした。
恭一はそんなボクの様子を見、それから本を取り出して、読み始める。
遠く、昼休みの校庭の賑やかさが耳を掠めて、ボクらの間には、穏やかな静寂。
言葉を交わすも交わさないも、ボクらにとってそれは、瑣末なことなのだと思う。
ふたりで居れば…それがどんなに短い時間だろうとも、こんなにも穏やかでやさしい時間が流れるから。
ボクにとって恭一との時間は、かけがえのない、たからものなのだ。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:00:43 │
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今日は一日、なんだか冬の足音が聞こえるように冷え込んで。
ボクは少し、体調をくずしてしまったみたいだ。
夕食の後、風邪薬を飲んで
少し早めに床に就くことにした。
灯りを落として枕元。
去年のボクの誕生日に、まいおがくれたプラネタリウムの投影装置がついたオルゴールを置いて。
螺子を巻けば、ポロンポロンと澄み渡る音色とともに、
天井や壁に冬の星座が映し出されて、ゆったりと天を回る。
薬のおかげか、音色の所為か。
ボクは程なく眠りに落ちた。
posted by 渡月・トワヤ
at 04:30:55 │
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話に夢中になりすぎていて、まったく気づかなかったんだ。
ふと恭一が思い出したように
「……トワヤ、時間が時間だけれど、大丈夫かい?」
言われて、時計など見ていなかったことに気づき、ケータイを開いてびっくりした。
「こんな時間!?眠いとか、そういうのは大丈夫なんだけど…」
口ごもる。
いくら、恭一の寮の規則がわりと緩かったとしても、だ。
彼が、朝まで恋人と二人で過ごしていた、と ── 実際は、話に夢中になっていただけだったとしても ── 他の寮生たちに知られては、後で彼が何を言われるかなんて、判ったものではない。
…だって、ボクら、思春期だもの。
こういう話題は皆大好きで。かならず背びれ胸びれ尾びれ…(?)とにかく色々ついて回って、厄介だ。
「うーむ。もうちょっと一緒に居たいけど…さすがに、ねぇ」
ボクは困って笑ってしまう。
「それじゃあ、家まで送ろう」
恭一は立ち上がった。ボクもつられて立ち上がり、彼の手を握った。
「外はきっと、寒いよ。でもこうすりゃ温かい」
「……ああ。温かいな」
ボクらは、にっこりと微笑み合って、部屋を出た。
やはり、外は寒かった。
冬の始まりではないか、と思うほど、風が冷たくて。
「寒いね」
ボクは半ば独り言のように呟いて、恭一の手をもう一度しっかりと握り直す。
「…時間も時間だし。こんな季節だからね」
恭一も、繋いだ手に力をこめる。そしてボクらは歩き出す。
「でも、星が綺麗」
空を見上げながらボクは歩く。
恭一が手を引いていてくれるから、躓く心配などないと、安心しきっているのだ。
「確か……」
恭一がふと思い出したように切り出した。
「この時間帯は、昔 たそかれ時……って呼ぶんだっけ。かはたれ時って言うんだっけ。……忘れたな」
切り出しておいて、オチがつかないことに、頭をかきつつ照れくさそうに笑う。
たそかれ時、というのなら、ボクも知っている。
いつ、なにで知ったのかはもう忘れてしまったけれど「黄昏(たそがれ)」という言葉に強く惹かれた際に、色々調べ、「黄昏(たそがれ)時」は元々「誰そ彼時」だったということ、夕暮れ時は、道のあちら側からやってくる人が誰かもわからないほど暗く「誰ぞ?」と問うたことが語源だということを知っていたのだ。
「…だから、この時間なら、かはたれ時、というんじゃないかな?」
「かはたれ時」 知らない言葉だったけれど、消去法で答えてみる。
「あぁ、そっちだったか」
恭一は苦笑い。
そこから話が膨らんで、昔の人たちが、闇に対して思っていたこと。
もっともっと、夜の闇が、漆黒の闇であったころのことや、逢魔時と呼ばれること。
あぁ、夜の闇は怖い。何が出るか判らない恐怖心が怖いと思わせるのだ。
自分で話題を振っておきながら、所謂怪談話がニガテだったことを思い出して、思わず恭一の腕にしがみつく。
「…えぇ?この間、その魑魅魍魎と戦ったじゃないか」
ボクらがボクらになったきっかけとも言える、先の戦争のことを彼は言っている。
「いいの、見えるヤツはいいの!見えてるから!」
すでに理由が、理由としては破綻している気がしないでもないけれど、ボクは見えないモンが怖いのだ。
だって、想像力に長けているから!
そんなことを二人で話しながら歩いた。
知らないことと、知っていること。
ふたりで持ち寄ってそっと広げれば、こんなにも穏やかで、冷たい風に吹かれているのに、なぜか暖かくて。
「…あ、着いちゃった」
見慣れた雑居ビルを見上げ、なんだか至極残念な気持ちが、言葉の端に滲んでいた。
繋いだ手を離すことは、まだできなくて。
「…そう、エントランスの紫陽花がね。とても見事なんだよ」
思いついたのは、季節感をガン無視した言葉。
「…だから、その……それを、一緒に眺めたいな」
その季節は、まだまだ先のこと。
恥ずかしくなって彼の目を直視できず、うつむいて呟いた。
「ああ。是非」
恭一は、きっと優しい目をして、微笑んでいるに違いない。
「とても楽しかった。ありがとう。……それじゃあ、気をつけて帰ってな」
「ああ。僕の方こそ楽しかったよ…ゆっくりお休み」
「…おやすみ」
ゆっくりと解ける指の隙間に夜風が入り込んで、ボクはひっそりと、ふたりで居ることの温かさを思い知る。
posted by 渡月・トワヤ
at 22:59:10 │
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紅葉の始まった山に、妖獣が出たという運命予報士の言葉。
白鳥の下半身が、蛇になっているという。
ちょっと、幻想的。
***
登山8点セットなるものを購入!
すごくコンパクトで軽い。しかもコンパスまで入ってるー♪
●呼称
一人称は「ボク」(でも女子です
年上は、名前+サン
同年以下は、名前呼び捨て
使役の名前は「あお」
●心情
白鳥に蛇…まるで神話の世界みてぇだな。
しかし、一般に被害がでちゃたまらないから、
さっさとカタをつけることにしよう。
●場所探し
皆で山頂から、二手に分かれて探す。
一応、地図と方位磁針は持ってきたよ。
ボクは【1】班だね。
池を発見できたら、少し距離を置いた場所にて、
トランシーバーで連絡し、他班と落ち合おう。
●戦闘モード
妖獣を発見したら、イグニッション!
「わぉ、あの羽で張り倒されたら…確かに強烈だな」
あおからの魔力が身体にみなぎるのを感じながら
初手はジェットウィンドを見舞ってやろう。
その後も積極攻勢。
「攻撃は最大の防御なりってね!」
アビリティが切れたら、術式の通常射撃を使用する。
●使役
後衛に。
まずはボクへ魔力の供給を。
その後は、制圧射撃をメインに射撃で前衛の攻撃を援護する。
ボクの体力が半分になったら、祈りを捧げてもらおう。
●戦闘終了
仲間の無事を確認し、
「お疲れさまだったね」
とあおの頭を撫でて、イグニッションを解除。
ふと頭上を仰ぎ、
「ね、紅葉が綺麗だよ!」
紅葉の始まった木々を皆で眺めながら、下山しよう。
========以上、504文字。
●アビリティ
ジェットウィンド改×8
●装備
殯ノ笛・改
ハヤテ
天駆 他。
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話し合いの方向で、また大幅に加筆修正すると思います。
(今日はたぶん、遅くまで起きていると思いますから、ちょこちょこ確認していきます)