posted by 渡月・トワヤ
at 06:00:00 │
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「うぉりゃぁぁぁぁ!」
布団を撥ねのけて飛び起きた。
「もう少しの辛抱じゃぁ!」
明けない夜はないように、もうすぐ、終わるはずだ。
なにより、こんなことで沈んでしまうほどボクは殊勝ではない。
もったいない、もったいない。
ボクの心は、ボクの大好きなものたちに使うためにこそ在るのだ。
ダイジョウブ、ボクは笑える。
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posted by 渡月・トワヤ
at 02:30:30 │
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深夜。
「――――――…るかボケェェェ!」
寝入り端だったボクは
夢か現か、隣室から声(?)が聞こえた気がして、がばっと跳ね起きた。
半ば寝たままの頭で闇に目をこらしても、
あとに残るのは静寂のみで。
…夢か。
そう思うやいなや、枕にボフッと頭を沈め、
布団に倒れこんでそのままボクは眠ってしまったようだった。
posted by 渡月・トワヤ
at 23:31:54 │
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(どうしようもないなりに、一夜漬け2日目
うーんと伸びをして、時計を見やり、携帯に手を伸ばした。
何度かの呼び出し音の後。
『もしもし、渡月です』
約一ヶ月ぶりの母の声。
「あ、母さん?トワヤだよ」
『あら、久しぶりね。風邪なんか引いてない?ちゃんと食べてる?』
二言目には「ちゃんと食べてる?」だ。
さすが、渡月家。
「大丈夫、まがいなりにも自炊できてる。
今日からテストなんだ。で、ちょっと勉強の合間なn…」
ボクの言葉を遮って母は、
『…電話してきてる場合じゃないんじゃないの?トワヤ、小さいころから勉強は──』
こうなると小言を食らうのは、目に見えている。
「あぁ、はいはい。勉強ヤッテマース!
それでお願いがあるんだけどさぁ」
今度はこちらが母の言葉を遮るように、とりあえず用件を切り出した。
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『え?干物を…? トワヤ、そんなに干物が好きだった?』
そりゃあ、干物はキライじゃないけど、わざわざ送ってくれと頼むほど、好きなわけではない。
「いや、あのその…」
どう言ったものか少々困惑したものの、
「隣の部屋の…ヤツがね。この間の土産、すげぇ喜んでくれてさ。
いつも世話ンなってるから、また持ってってやろうかと思って」
『あら…』
そう言って、少し押し黙る母。
(と思ったら、受話器を手で押さえて、父親を呼んでいる声が聞こえる。
『お父さん!トワヤにお友だちが出来たんですってよ!あぁ、どうしましょう!』
…まる聞こえっすよ、母さん(ため息
posted by 渡月・トワヤ
at 14:18:28 │
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銀誓館学園に編入して初めてのテスト。
一夜漬けも虚しく。
それでも、国語と英語と社会はまだなんとかなるとは思うが、
問題は、数学と化学だ。
なんなの?あの、アルファベットと数字の羅列は。
化学式や公式って、おいしいのか?
…。
まぁ、赤点取らないぐらいには、なんとかなった…はずだ、うん!
こんなのが3日も続くなんて考えただけでゲンナリすんなぁ…
ガッコが早く終わったところで、「まっすぐおうちに帰って勉強ー」なんてガラじゃないし。
まぁ、いいや。
いずれにしても、今更足掻いたって、しょうがないってこった(ふっと笑って鞄を担ぎ、学校を後にする
posted by 渡月・トワヤ
at 00:57:07 │
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「いつかでいい」とそう言ったのは、諦めなんかじゃない。
叶えたい願い、今はそっと胸に仕舞っておいた。
そしたら、それは、ボクの中で消えるコトのない灯火に変わったみたいで。
その言葉に在るのは
ただまっすぐに繋がる、未来への希望だったから。